Appleは今週、新世代iPad Proを発表しました。Appleの最新M2チップを搭載しているものの、その他の新機能はそれほど多くありません。新しいiPad Proの購入を検討している方にとって、M1モデルはこれまで以上に魅力的に映るでしょう。M1 iPad Proが依然として優れた選択肢である理由をご紹介します。

新型iPad Proには、実際に発表されたものよりも大幅なアップデートを期待していた人もいました。例えば、Appleは前世代のM1 iPad Proと同じデザインを維持することを選択しました。これは悪いことではありませんが、改善できる点もいくつかあります。

M2 iPad Proは大きなアップグレードではない

Appleは新しい第10世代iPadで、フロントカメラを横向きに配置しました。これにより、ビデオ会議中により自然な映像が映ります。これは多くのiPadユーザーから強く要望されていた変更でしたが、新型iPad Proでは実現しませんでした。新型iPad Proには何らかの形で誘導式ワイヤレス充電が搭載されるという噂もありましたが、これも実現しませんでした。

新型iPad Proの最大のニュースは、間違いなくM2チップです。しかし、正直なところ、それほど大きなニュースではありません。確かにM2は高速です。しかし、M1チップと比較すると、よほどヘビーユーザーでない限り、ワークフローに変化はないでしょう。M2のCPUはM1よりも15%高速です。特にiPadOSには限界に挑戦するような機能やアプリがほとんどないため、大多数のユーザーにとって、この違いに気づくのは難しいでしょう。

グラフィック性能に関しては、M2チップのGPUがM1チップのGPUよりも約35%も高性能であるため、その差はより顕著になります。しかし、繰り返しになりますが、この性能を活用できるiPadアプリはごくわずかです。

M2 iPad Proに搭載されるもう一つの新機能は、Apple Pencilの「ホバー」です。つまり、Apple Pencilが画面上をホバーしていることをディスプレイが検知し、ユーザーがタッチする場所をより正確に表示することで、書き込みや描画の精度が向上します。これはApple Pencilを毎日使う人にとっては確かに便利な機能ですが、私はそうではありません。

新しいiPad Proには、他にもスペック面でいくつかの改良が加えられています。Wi-Fi 6E規格に対応し、転送速度が向上したほか、5Gの対応バンドも従来よりも増えています。しかし、繰り返しになりますが、通常の作業であれば、誰もが気付くほどの差ではありません。一方、カメラはM1 iPad Proと同じで、Appleは小型の11インチモデルにはミニLEDディスプレイを搭載していません。

どれを買うべきでしょうか？

現時点で、古いiPadからのアップグレードを検討している方、あるいは初めてのiPadの購入を検討している方にとって、M1 iPad Proは依然として優れた選択肢であり、もしかしたらM2モデルよりも優れているかもしれません。M1 iPad Proは依然として非常にパワフルなデバイスであり、Stage Managerを含むiPadOS 16の最新機能をすべてサポートしています。

M1 iPad Pro には、ProMotion、Thunderbolt サポート、8GB または 16GB の RAM と組み合わせた最大 2TB のストレージなどのテクノロジーも搭載されています。

M2 iPad Proの価格は799ドルからですが、AmazonなどのストアではM1 iPad Proの方が安く購入できます。2つのモデルの価格差を考えると、Apple PencilやMagic Keyboardなどのアクセサリに使えるお金が増えることになります。すでにM1 iPad Proをお持ちなら、あと1年は問題なく使えるでしょう。

新しいM2 iPad Proを購入する予定はありますか？下のコメント欄で教えてください。

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