iBeacon技術に取り組んでいる組織や企業について調べてみたことがある方ならご存知でしょうが、そのほとんどはAppleのBluetooth LE規格を用いて、小売店やイベント会場でiBeaconハードウェアに触れたユーザーに通知や状況認識データを送信しています。すでに小売店やイベント会場で導入が始まっていますが、今回、「Placed」という新しいアプリが登場し、iBeaconを家庭に導入することを目指しています（TechCrunchより）。

小売店やイベントプランナーなどのようにiBeacon経由でデバイスに通知を送るのではなく、自宅ではこの技術を別の用途に活用したいと考えるでしょう。このアプリの主な機能は、自宅に設置したiBeaconへの距離に基づいて、アプリを素早く起動するためのルールを設定できることです。つまり、スマートフォン上のあらゆるアプリがコンテキストアウェアになり、例えばリビングルームに入るとNetflixが自動的に起動したり、キッチンに入ると料理関連のアプリが自動的に起動したりするようになります。

Placedアプリは、iBeaconハードウェアを家庭内で活用するために必要なソフトウェアを提供しますが、ハードウェア自体は提供されません。そのため、iOSデバイスやその他のハードウェアを使って独自のiBeaconを組み立てるか、EstimoteやBeaconicなど、既にiBeaconを販売している企業からビーコンを購入する必要があります。

Placed アプリは現在 App Store で 2.99 ドルで入手可能です。

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