

Appleはメモリに法外な価格設定をすることで知られており、発売されたばかりのMac Proも例外ではありません。例えば、Mac Proは基本構成で8GB x 4の32GB RAMを搭載していますが、48GBにアップグレードすると300ドルかかり、96GBにアップグレードするとすぐに1000ドルにまで膨れ上がります。
さらに厄介なのは、Appleが別売りしているRAMです。8GBメモリ2枚構成で16GBのRAMでも400ドル、32GBメモリ2枚構成で64GBのRAMでもなんと1200ドルもかかります。256GBが欲しいなら、6000ドルも覚悟してください。
しかし、これらすべてに良いニュースがあるかもしれません。長年そうであったように、サードパーティ製のRAMを利用できる可能性があり、価格ははるかに手頃です。例えば、NEMIX RAMのこの64GBキット(2x32GB構成)は200ドル以下で、Appleのキットよりも1,000ドルもお得です。
Mac Proの優れた点の一つは、その拡張性です。基本構成でも、内蔵5Kディスプレイがなくても、価格比で比較するとiMac Proよりもはるかにお買い得だと思います。この点については、後日改めて投稿します。
RAM 拡張に関しては、Mac Pro に勝るものはありません。12 個の DIMM スロットを備え、 最上位の CPU 構成を使用した場合、最大 1.5 TB (テラバイト)のRAM を搭載できます。
AppleのメモリキットやMac Proの技術仕様を見ると、チップ密度に応じてDDR4 ECC 2933MHz R-DIMMまたはLR-DIMMが採用されていることがわかります。64GBメモリキットの場合、32GB DDR4 ECC 2933MHz R-DIMMモジュールが2つ付いて1200ドルになります。
Nemix の 64GB キットには、2×32 構成の DDR4 ECC 2933MHz 定格の R-DIMM モジュールが搭載されており、価格は 200 ドル未満です。
大幅な節約に見合う価値があるのでしょうか?試してみなければ100%確実なことは言えませんが、これらのメモリモジュールは問題なく動作する可能性が高いでしょう。言うまでもなく、近いうちに検証してみます。
レジスタード DIMM (R-DIMM) とロード リデュース DIMM (LR-DIMM)
LR-DIMMモジュールにはいくつかの利点がありますが、最も重要な利点の一つはチップ密度の高さです。例えば、Appleが販売している64GB以上のDIMMモジュールはすべてLR-DIMMモジュールです。32GB以下の密度のモジュールはR-DIMMモジュールです。
R-DIMMとLR-DIMMモジュールを混在させることはできませんのでご注意ください。Mac Proに現在搭載されているメモリと後から購入したRAMを組み合わせる場合は、現在搭載されているRAMの種類と一致することを確認する必要があります。
この点を踏まえると、これらのNemixキットに搭載されている32GBのチップ密度はR-DIMMモジュールです。密度が低いため、Mac Proの12個のDIMMスロット全てにこれらのキットを装着しても、最大384GBまでしか拡張できません。
Appleと同様に、Nemixもより高密度のLR-DIMMキットを販売しています。例えば、Nemixの256GB RAMアップグレードキットは、64GBモジュール4個を搭載し、1200ドル未満で購入できます。つまり、Appleの64GBアップグレードキットの価格で、256GBアップグレードキットが手に入るのです。
確かに、Appleの256GBキットは2x128GBというより高密度な構成を採用しており、必要に応じて10個のDIMMスロットを利用できます。これにより、最上位CPUと組み合わせることで、前述の最大1.5TBのRAMを搭載できるようになります。
このことからいくつかの教訓が得られます。まず、長期的なメモリアップグレードを計画している場合は、LR-DIMMモジュールを選択する方が合理的です。LR-DIMMモジュールはチップあたりのメモリ容量が大きいため、Mac Proにさらに多くのDIMMモジュールを追加できます。
第二に、Appleのメモリを使いたい場合は、BTO(Build-to-Order)のプロセス中にメモリを購入する方が安くなります。例えば、6x64GB構成の384GB RAMはBTO(Build-to-Order)で6,000ドルかかりますが、同じ構成をAppleから後から購入すると8,800ドルになります。最初のビルドでRAMが余るので、全くの白黒の違いではありませんが、Appleのプレミアム価格を支払っても構わないのであれば、RAMを事前に注文しておくのが賢明です。
要するに、RAMのアップグレードは信頼できるサードパーティから購入する方が賢明でしょう。私たちは過去にiMacとMac miniでそうしてきましたし、Mac Proでも同じことをするつもりです。
前述のとおり、私自身が試してみるまではまだこのアップグレードを推奨することはできませんが、近いうちに試して結果を報告します。
Mac Proの開封の様子、主な機能、アップグレード、感想など、Mac Proに関する最新情報を近日中にお届けします。どうぞお楽しみに。
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