アップルの小売担当副社長で、元小売担当責任者のジョン・ブロウェット氏とロン・ジョンソン氏の下で働いていたジェリー・マクドゥーガル氏が、家族との時間に集中するため同社を退社すると報じられています。マクドゥーガル氏は12年以上アップルに在籍していました。2000年8月に入社し、元小売担当上級副社長のブロウェット氏の後任候補として有力視されていた小売担当幹部の一人です。ifoAppleStore.comの報道によると、マクドゥーガル氏は先週、同僚たちに別れを告げたとのことです。

アップルの小売チェーン誕生の立役者であり、次期店舗責任者候補とも目されていた人物が同社を去った。情報筋によると、小売担当副社長のジェリー・マクドゥーガル氏が先週金曜日、同僚たちに別れを告げたという。マクドゥーガル氏の辞任は業務上の理由ではなく、家族と過ごす時間を増やすためと説明されている。

マクドゥーガル氏は、その役職と責任から見て、ジョンソン氏、そして最近ではブロウェット氏の後継者として当然の人物と思われました。しかし、Appleの他の2人の小売担当副社長、ボブ・ブリッジャー氏とスティーブ・カノ氏も有力な候補です。@SammyWalrusIVは、マクドゥーガル氏がAppleを去ったのは、Appleの小売部門のトップ（シニアバイスプレジデント）の座を再び逃すと感じたためではないかと指摘しています。ブリッジャー氏は不動産担当副社長、カノ氏は実店舗運営担当副社長です。私たちが話を聞いたAppleの小売部門従業員の何人かは、カノ氏が新しいリーダーになることを期待していると述べています。

カノ氏とブリッジャー氏は、それぞれのリテール担当役員とともに、Apple CEOティム・クック氏の下でリテール部門を統括するチームを結成しています。この新たなリーダーシップは、ブロウェット氏が10月にAppleを退社した後に導入されました。

更新：AppleはAllThingsDに対し、マクドゥーガル氏がAppleを退社したことを確認しました。Appleはこの件についてコメントし、財務担当副社長のジム・ビーン氏が小売部門に異動すると述べました。

Appleの広報担当スティーブ・ダウリング氏は、「リテール部門は、店舗レベルと地域レベルにおいて非常に強力なリーダーネットワークを有しています。彼らは過去10年間、ユニークで革新的なサービスと比類なき顧客重視の姿勢で小売業界に革命を起こしてきた素晴らしい実績を継続していくでしょう」と述べました。「ジム・ビーンはリテール部門に移り、店舗チームのサポートにあたります。ジムはAppleに15年間在籍し、Appleの文化と顧客サービスへの注力を理解している素晴らしいリーダーです。」

（画像はFlickrより）

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