本日のiOS 10.3.2ベータ版リリースに伴い、AppleはiOS 10.2.1およびiOS 10.3の署名を停止しました。これにより、iOS 10.3または10.3.1からのダウングレードを希望していたユーザーは、ダウングレードすることができなくなります。

iOS 10.3が正式リリースされた際、Appleは新しいファイルシステムをアップグレードに導入しました。iOS 10.2.1のユーザーがiOS 10.3にアップグレードすると、新しいAPFSにシームレスに移行しました。このファイルシステムは、2017年末までにAppleの新たな事実上の標準システムとなる予定です。30年の歴史を持つ従来のファイルシステムに比べて多くの利点があると謳っていたため、iOS 10.3ベータ版の開発者たちは、APFSからのダウングレードは不可能だと認識していました。

iOSリリースの署名を停止するという決定は、Appleが通常、メジャーiOSビルドのリリースから数週間後に署名を停止することから、特に異例なことではありません。iOS 10.3と10.3.1で修正されたセキュリティホールの数を考えると、下位のiOSへのダウングレードはお勧めできません。

iOS 10.3 では、「AirPods を探す」、「Apple ファイル システム」、「CarPlay のアップデート」など、多数のバグ修正とセキュリティの改善が行われました。

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