iPhone から水を除去できると主張する YouTube 動画は、ナイジェリアの王子たちからのメールや、イーロン・マスクが新しい暗号通貨を宣伝する動画と同列に見えるかもしれないが、テストの結果、実際にはある程度効果があることが明らかになった。

当然ながら、この動画のコメントに懐疑的な態度を取ったある技術ライターは、iFixit に連絡してこの主張を検証してみることにしました…

「電話のスピーカーについた水を取り除く音（保証付き）」と題された2分間のビデオは、4年間で約4,500万回の再生回数を記録した。

また、14万件以上のコメントが寄せられ、その多くは試してみたら効果があったと主張している。

The VergeのDavid Pierce氏が試してみたところ、うまくいったようだが、それは単なる偶然なのではないかと疑問に思った。

今年初め、バージニア州の小さな町にある私たちのAirbnbの近くの川に、甥っ子のスマホがポケットから滑り落ちて落ちてしまった時に、初めてこの現象に遭遇しました。奇跡的にスマホが見つかり、家の中に持ち込んで乾かそうとしました。しばらくして、甥っ子の友達が「水抜き効果のある動画を再生してみたらどう？」と何気なく提案しました。そこで「スマホのスピーカーから水を取り除く音（保証付き）」を流したところ、結局スマホは無事でした。

それ以来、私はこれらの動画が本当に効果があるのか​​どうか、ずっと考え続けてきました。シャワースクロールで幸運にも成功した人たちは、近年の防水性と耐久性が大幅に向上したスマートフォンの恩恵を受けているだけなのでしょうか？それとも、ご飯を勧めるのをやめて、この動画を勧めるべきなのでしょうか？

Apple Watchの防水システムも全く同じ仕組みだが、Appleは意見を述べようとしなかった。オーディオメーカーのBoseは、その理論は十分に説得力があると述べた。

スピーカーが実際にやっているのは、空気を押し出すことだけです。十分な空気を十分な力で押し出すことができれば、水滴をその場から押し出すことができるかもしれません。「スピーカーが再生できる最低音を、再生できる最大音量で鳴らしてください」と、ボーズのシニアリサーチディレクター、エリック・フリーマンは言います。「そうすることで最大の空気の流れが生まれ、携帯電話の中に閉じ込められた水を押し出すことができます。」

一般的に、スピーカーが大きいほど、音量は大きくなり、低音も出せます。携帯電話のスピーカーは小さいことが多いです。「だから、YouTube動画で聞くような重低音ではないんです」とフリーマン氏は言います。「でも、携帯電話が音を出せる最低音域には入っています。」 

iFixitは、iPhone 13を含む4台の携帯電話でビデオをテストし、ある程度は機能した。

効果はありました！少しだけです。リッター氏​​は各携帯電話で動画を再生しながら、スピーカーのクローズアップ動画も撮影しました。どのケースでも、携帯電話から即座に大量の水滴が噴き出しました。効果は長くは続きませんでしたが、明らかに本来であれば出ないはずの水が噴き出していました。 

しかし、予想通り、その恩恵はスピーカーに限られていました。USBポート、SIMスロット、あるいはボタンの下に水が入ってしまった場合、動画は役に立ちません。

Unsplash の zhang kaiyv による写真

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