

ロイター通信によると、下院司法委員会の共和党と民主党の両党議員は、FBIの事件は裁判所ではなく議会が判断すべきだというアップル氏の見解を支持しており、その旨を訴える意見書を提出する予定だという。同委員会は連邦裁判所における司法の運営を監督する責任を負っており、委員の大半は法曹界の出身である。
下院司法委員会の委員らは、アップルと米国政府との暗号化紛争で、この訴訟は裁判所ではなく議会によって決定されるべきだと主張する「法廷助言者」の意見書を提出することを検討していると、事情に詳しい5人の関係者が明らかにした。[…]
報告書は共和党と民主党双方の委員から個別に提出されるが、司法委員会自体からは提出されないとしている。ロイターは、どの委員が報告書に含まれる可能性があるかを特定できなかった。
アップル社の主任弁護士の一人は以前、「政府は議会を説得できなかったことを裁判所に強制しようとしている」と主張し、同社にOSのセキュリティを危険にさらすことを強制することが正しいかどうかの判断は議会が行うべきだと主張していた。
本日行われる委員会の公聴会では、FBI長官ジェームズ・コミー氏とアップルの法務顧問ブルース・シーウェル氏が対決する予定だが、それ以前に提出されることはない。 ロイター通信によると、委員会メンバーはアップルの控訴審理が終わるまで待つ可能性もあるという。
昨日、ニューヨークの判事が、無関係ではあるもののほぼ同一の訴訟でAppleに有利な判決を下したことで、この訴訟は興味深い展開を見せた。この訴訟でも、政府は「AWA(全令状法)」を用いてAppleにiPhoneの解読を強制しようとしていたが、判事は政府が「AWAが求める救済手段を認めていることを証明できなかった」と判断した。
アップルは、サンバーナーディーノ裁判所がこの判決に細心の注意を払うと「確信している」と述べた。
写真:ABCニュース
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