同社によれば、インドでのiPhone 13の生産は予定開始日から約3か月遅れで始まったという。

この遅延はチェンナイのフォックスコン工場で発覚した劣悪な労働環境によるものだった…

背景

Appleは、世界各地への生産拠点の分散化を図ることで、中国への製造依存度を低減すべく継続的に取り組んでいます。現在、Appleのサプライヤーは、インド、ベトナム、インドネシアなどの国々でiPhone、iPad、Macの組み立て作業を行っています。 

Appleは2017年に初代iPhone SEの生産を開始し、インドでのiPhone生産を開始しました。その後も2つのiPhoneモデルがインドで組み立てられ、今年1月時点でiPhone 13が4番目のモデルとなる予定でした。

しかし、チェンナイ工場では、労働者からの労働環境に関する苦情を受けて生産が停止されました。その内容は実に悲惨なものでした。水洗トイレも水道もない寮、虫が這う食品、そして250人以上の労働者が病気になったことなどです。

インドでiPhone 13の生産が開始

インドのビジネス・スタンダード紙は先月、これらの問題は解決され、iPhoneの生産は4月に開始されると報じました。ロイター通信は、これが実際に起こったことを確認しました。

アップルはインドでiPhone 13の生産を開始したと月曜日に発表した。 […] この携帯電話は、アップルの台湾の契約製造業者であるフォックスコンの現地工場で生産されている。

2月の報道によれば、インドにおけるiPhone販売に関しても、Appleは転換点に達したという。

同社は国内において、他のどのブランドよりも多くのスマートフォン売上高を獲得しているようだ。これは実にわずか数年での驚異的な業績回復と言える。2018年の同社の市場シェアはわずか1%だったと言われている。

念のため言っておきますが、インドにおけるAppleのスマートフォン販売シェア（販売台数ベース）は依然として低く、iPhoneは「その他」カテゴリーに埋もれてしまい、カウンターポイント社のレポートの該当セクションでは言及すらされていません。しかし、Appleが優れたパフォーマンスを発揮したのは、3万ルピー以上（約400ドル）のプレミアムスマートフォン市場です。

写真: Karl Janisse/Unsplash

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