Appleは昨夜、新型MacBook Proを発表しました。ファンクションキー列をOLEDダイナミックディスプレイに置き換えた、全く新しいTouch Barスクリーンを搭載しています。Touch Barには、現在開いているアプリや操作中のアプリに応じて、ショートカット、コントロール、クイックアクションが表示されます。Appleは昨日のイベントで、標準アプリにおけるTouch Barの広範なサポートを披露しました。そして今、サードパーティ開発者たちが、この新しいインターフェースにどのような貢献ができるかを見せています。

Microsoftは、Word、PowerPoint、Excel、OutlookでTouch Barを活用できるよう、Office for Mac 2016の包括的なアップデートを発表しました。その内容は以下のとおりです…

Office のサポートは Phil Schiller 氏によってステージ上で発表され、ブログ投稿では Office for Mac に何が追加されるかが詳しく説明されています。

Wordの場合、新しいMacBook ProのTouch Barには、太字、斜体、下線、文字色、箇条書きスタイルなど、現在のテキストの書式設定オプションが含まれています。メニューを開く代わりに、Touch Bar自体のダイナミックボタンをタップするだけで操作できます。

Microsoftは、タッチバーがフルスクリーンモードの実用性を劇的に向上させる点を強調しています。Wordでは、ノートパソコンのメインディスプレイを文書コンテンツ専用にしながら、タッチバーによく使うタスクをボタンとして表示できます。Wordはこのワークフローをさらに強化し、メインディスプレイ上のすべてのリボンと画面上のツールバーを非表示にする新しい「フォーカスモード」を搭載しています。さらに、タッチバーから見出しや段落のスタイルをプレビューすることもでき、ワンタップで適用できるため、ドリルダウンしたコンテキストメニューやリボンを使用する必要がなくなります。

PowerPointでは、Touch Barが画面上のオブジェクトの操作をサポートします。「オブジェクトの並べ替え」アクションはすぐに利用でき、スライドのすべてのレイヤーの「グラフィカルマップ」が表示されます。Touch Barには、Wordと同様に、クイックプレゼンテーションボタンやテキスト書式設定コントロールも含まれています。

Excelのアップデートにより、Touch Barに表示される候補機能を利用して、セルに数式をより素早く入力できるようになりました。任意のセルに「=」と入力すると、Touch Barに合計や平均などの一般的な関数が表示され、選択してスプレッドシートの計算にすぐに使用できます。緑色の鮮やかな「確認」ボタンで、数式が正しいことを確認してください。

Outlook では、Touch Bar との統合により、メール管理やトリアージ関連のコマンドがワンタップで操作できるようになりました。メール作成時に最近使用したドキュメントが表示されるので、例えばファイルを添付して素早く追加できます。Touch Bar の「今日」表示ボタンをクリックすると、スケジュールとカレンダーのミニ概要が表示されるので、メインのデスクトップウィンドウを一切使用せずに予定をざっと確認できます。Outlook には、ビデオ、デスクトップの共有、通話終了ボタンなど、Skype 通話用のクイックオプションも用意されています。

Touch Bar の機能はアプリケーションの使用状況に応じて変化し、アプリケーション内の様々なタスクやビューを移動するとコントロールも更新されます。Microsoft Office は、様々な業務に携わるプロフェッショナルにとって不可欠なアプリケーションであるため、Touch Bar が採用されているのは素晴らしいことですが、新しい Office for Mac のリリース日は未定です。詳細については、Microsoft Office のブログ投稿をご覧ください。

新型MacBook Proのハードウェアにおける大きな変更点はTouch Barですが、他にも多くの改良点があり、新しいIntel CPUとAMDグラフィックス、高音質スピーカー、新しいバタフライキーボード、2倍のトラックパッドなどが搭載されています。新型MacBook Proは、約20%軽量・小型化された筐体に収められています。価格は13インチモデルが1,799ドルから、15インチモデルが2,399ドルからとなっています。

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