今週初め、イスラエルのスタートアップ企業Wi-Chargeは、Qi規格の充電器を置く必要のない、完全ワイヤレス充電器の導入計画を発表しました。Wi-ChargeのCEOオリ・モー氏は、ベルキンとの提携により、早ければ今年中にもこの製品を発売できると述べていましたが、現在、このアクセサリーメーカーは、この件について語るには「時期尚早」だと述べています。

ベルキンの広報担当ジェン・ウェイ氏は声明の中で（Ars Technica経由）、同社がWi-Chargeと製品コンセプトの策定で緊密に協力していることを確認した。しかし、Wi-ChargeのCEOの発言とは対照的に、真のワイヤレス充電器の発売には数年かかる可能性がある。

ベルキンによれば、両社は真のワイヤレス充電を実現するための新技術の研究と開発に取り組んでいるが、この技術を搭載した製品は「技術的な実現可能性」を確認するための複数のテストを経て初めて市場に投入されるという。

「現在、Wi-Chargeとの契約は、いくつかの製品コンセプトの研究開発のみを約束するものなので、実用的な消費者向け製品の時期についてコメントするのは時期尚早です」とウェイ氏はArs Technica宛ての電子メールでの声明で述べた。

「ベルキン方式は、製品コンセプトを確定させる前に、技術の実現可能性を徹底的に調査し、綿密なユーザーテストを実施することです。ベルキンでは、深い消費者インサイトに裏付けられた技術的な実現可能性を確認できた場合にのみ、製品を発売しています。」

つまり、ベルキンが今年中に完全なワイヤレス充電器を発売する可能性は非常に低いと言えるでしょう。それでも、企業がこの技術を実験しているのは素晴らしいことです。

Wi-Chargeテクノロジーは、壁のコンセントに差し込む送信機が電気を安全な赤外線ビームに変換し、ワイヤレスで電力を伝送する技術です。この送信機の周囲にあるデバイスは、半径40フィート（約12メートル）以内のエネルギーを吸収できます。送信機は最大1Wの電力を供給できますが、スマートフォンを充電するには不十分ですが、ヘッドフォンやリモコンなどのアクセサリには十分です。

2022 年の期限は撤廃されたため、おそらくこの技術を搭載した最初の製品が 2023 年に登場することになるでしょう。

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