Apple MusicがBeats Musicの後継として今月末に正式にリリースされることが決定し、アーティストは既に楽曲の投稿やアーティストページの管理登録を始められるようになりました。Apple Musicは「Connect」ブランドの下に新たなソーシャル機能を導入し、アーティストはコンテンツの共有、最新情報の投稿、そしてこれまでにない様々な方法でファンと繋がることが可能になります。これらの機能はメジャーレーベルのビッグアーティストに限定されるのではないかと予想する声もありましたが、Appleはインディーズアーティストにも広く開放することで、意外な結果をもたらしました。アーティストがこの機能を活用する方法をご紹介します。

1. まず、Apple Musicに楽曲を配信するために提出する必要があります。AppleおよびiTunesと既に提携しているレーベルに所属していない場合は、TuneCoreのようなアグリゲータを利用する必要があります。TuneCoreはiTunesとApple Musicへの配信を有料で提供しています。こちらはAppleが承認している国別のアグリゲータのリストです。

2. 音楽を送信すると、ここで新しい Apple Music Connect 機能用のアーティスト プロフィールを申請できるようになります。

3. Apple ID でサインインしたら、アーティスト名またはバンドを検索できます。

4. 役割を選択します。Appleでは、アーティストプロフィールを管理する人に応じて、「バンドまたはグループのメンバー」、「ソロアーティスト」、「アーティストマネージャー」、「レーベル担当者」から選択できます。

5. 次に、連絡先情報を入力して送信を押すだけです。

Appleから、リクエストが受領され審査中であることをお知らせする確認メールが届きます。承認されると、アーティストページの管理とコンテンツのアップロードが可能になります。Apple Musicで誰かがあなたを検索した際に、アップロードしたコンテンツは音楽カタログの横にある「アーティストからのメッセージ」セクションに表示されます。

次のことが可能になります:

簡単なメッセージを投稿したり、豊富なカタログからお気に入りの音楽を共有したり、オーディオ、ビデオ、写真など、ご自身の作品をアップロードしたりできます。メンバーかどうかに関わらず、すべてのユーザーが投稿を閲覧し、アップロードしたコンテンツをストリーミングできます。ただし、Apple Musicカタログから共有した曲、アルバム、ミュージックビデオをストリーミングできるのはメンバーのみです。また、Apple Musicの既存のアルバムにアップロードしたオーディオやビデオを添付したり、他のアーティストの投稿にコメントしたり、自分の投稿へのコメントに返信したりすることもできます。

アーティストページへのアップロードには、最大90分のオーディオ、最大8分のビデオ、JPEGまたはPNGファイル形式の写真の制限があります。一部のアーティストはプロが制作したコンテンツを投稿しますが、Appleは「iPhoneまたはiPadで即興で撮影した」ビデオや写真をアップロードし、アプリ内からすぐに投稿できると述べています。

これらの機能の重要性は、Apple Musicにとって単なるソーシャルネットワークのような機能にとどまりません。Appleは初めて、アーティストが音楽サービスを通じてどのようにマーケティングを行うかを、完全に、そして即座にコントロールできるようにしました。この機能がメジャーレーベルだけでなく、すべてのユーザーに開放されているという事実は、そもそもマーケティングの大部分を自ら行っているインディペンデントアーティストにとって大きなメリットです。Apple Music、新たにキュレーションされたラジオステーション、そしてConnectソーシャル機能がユーザーに受け入れられれば、これは小規模アーティストを真に受け入れる初の音楽ストリーミングサービスとなる可能性があります。しかし、Appleがアーティストがアップロードしたコンテンツをどのようにプロモーションし、競合サービスと比較してアーティストへの支払いをどのように行うのかは、まだ不明です。 

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