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AppleがiOS 8で天気データをYahooからWeather Channelに切り替えた理由
2014年6月20日午後12時53分(太平洋標準時)

Appleが今月初めにiOS 8を発表した際、ベータテスターはiOS標準の天気アプリのデータソースがYahoo!からThe Weather Channelに切り替わったことにすぐに気づきました。最近の報道では、Yahoo!がAppleに対し、検索を含むさらに多くのサービスをiPhoneに搭載するよう働きかけていると報じられていましたが、iOS 8でYahoo!が天気アプリから外された理由が少しだけ明らかになりました。Re/codeによると、この契約はWeather ChannelのCEOであり、元Yahoo!取締役でもあるDavid Kenny氏によって締結されたとのことです。
ヤフーが今置かれている状況は、元ヤフー取締役でウェザーチャンネルのCEOも務めるデビッド・ケニー氏が仕掛けた非常に巧妙な取引によるものだ。ケニー氏は事実上、ヤフーをスマートフォンの主要サービスから追い出し、昨年同サービスを引き継いで以来開発を続けてきた新サービスに置き換えた。これにより、ケニー氏はヤフーを重要な地位から引きずり降ろしたのだ。
Yahoo!がこれまで常にThe Weather Channelのデータを利用して天気予報サービスを提供してきたことは指摘しておく価値がある。この点を踏まえると、ケニー氏が前述の改良された新しい天気予報サービスの開発を始める前に、AppleがYahoo!を廃止して直接天気予報サービスに移行する計画があったかどうかは不明だ。AppleがYahoo!に切り替えた理由については、Re/codeの記事でさらに詳しく解説している。展開展開閉じる