Apple Search Adsはまもなくさらに多くの国で提供開始となり、ラテンアメリカ地域にも拡大します。ブラジル、ボリビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、パナマ、パラグアイのApp Storeに広告が表示されるようになります。

これにより、アプリ開発者はApple Search Adsを通じて70カ国以上でマーケティング活動を展開できるようになります。「Search Ads」では、Todayアプリ、アプリ製品ページの下部、検索結果の上部、そして検索タブの「おすすめ」セクションに広告を表示するようターゲティングできます。

本日の発表により、この広告プラットフォームはより多くの地域で利用可能となり、ブラジルは世界最大のApp Store市場の一つとなっています。他の地域で提供されている機能はすべて含まれており、最近デザインを一新した「Today」タブスロットには、アニメーション化されたカスタムアート背景が採用されています。

Appleは、Search Adsが統合された信頼性の高いマーケティングプラットフォーム上で、開発者のオーディエンス拡大を支援すると述べています。Search Adsはオーガニック検索結果の表示回数を最大2倍に増やすのに役立ち、特に小規模な開発者にメリットが大きいとAppleは述べています。また、強力なユーザーインテントシグナルと特定の検索クエリに対する関連性の高いキーワードターゲティングにより、検索結果でプロモーションされたアプリのコンバージョン率は最大60%に達しています。

しかし、AppleのApp Store Search Adsへの進出は、コミュニティ内で物議を醸しています。小規模な開発者は、顧客が自分のアプリ名を検索した場合でも、はるかに資金力のあるアプリが検索結果の上位に表示されることに不満を抱いています。開発者は、アプリ内購入の15～30%の手数料をAppleに支払うことに加えて、Search Adsのマーケティング費用にも資金を割り当てるようプレッシャーをかけられていると感じています。

2022年に製品ページへの広告掲載が開始されて以来、ユーザーは、（全く関係のない）生産性向上系アプリやインディー系アプリの説明とスクリーンショットの下にある「おすすめ」セクションに、ギャンブルやカジノアプリが表示されるのを目にするようになりました。開発者からの反発を受け、Appleは2022年10月に、これらのスロットへの「ギャンブルおよびその他いくつかのカテゴリに関連する広告の表示を一時停止」すると発表しました。この「一時停止」は現在も継続しているようです。

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