Appleの最高経営責任者（CEO）ティム・クック氏は、ゴールドマン・サックスのテクノロジー＆インターネット・カンファレンスで講演し、同社のサプライチェーンにおける労働環境について質問を受けた。クック氏が最高執行責任者（COO）として頻繁に参加していたゴールドマン・サックスのカンファレンスでは、これまでAppleのプレゼンテーションは数字や傾向に関するものに限られていたが、本日クック氏は中国のサプライチェーンの状況について質問を受けた。

まず皆さんに知っていただきたいのは…Appleは労働条件を非常に真剣に受け止めています…私たちはすべての労働者を大切にしています…私は個人的に工場で多くの時間を過ごし…私たちは労働条件を非常に細かく理解しています。サプライチェーンが複雑であることは承知していますが…私のコミットメントは極めてシンプルです。私たちは、すべての労働者が公正で安全な労働環境で働く権利があると信じています。差別は​​なく、競争力のある賃金を稼ぎ、懸念を自由に表明できる環境です…私たちは、教育こそが平等を実現する力だと信じています。

クック氏は、Appleが問題解決にどれほど積極的に取り組んでいるかについて語った。1月には、50万人以上の従業員を対象に毎週アンケートを実施し、84%以上の遵守率を報告した。昨日、公正労働協会が深圳のフォックスコン・シティを皮切りにAppleのサプライチェーンの監査を開始したと発表したことを受け、クック氏はAppleが前例のない取り組みとして、月次で調査結果を報告すると述べた。同社の審査プロセスがいかに詳細に行われているかを示す例として、クック氏は「厨房に消火器がない」とすればサプライヤーは不合格になるだろうと指摘した。

クック氏はまた、アップルが地元の学校と提携して6万人以上の社員に授業を提供しており、その多くが準学士号を取得しており、キャンパスの生徒数はアリゾナ州立大学よりも多いと述べた。

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