
Fortune誌が強調しているように、アナリストによる前四半期のiPad売上に関するコンセンサスでは、iPadの売上は前年比で約0.7%減少すると予想されています。予想される減少幅は小さいものの、これはiPadの勢いの大きな転換を示すものとなります。特にAppleはホリデーシーズンの四半期に販売台数を大幅に増加させ、前年の2,290万台から今年は2,600万台へと大きく伸ばしたからです。
iPadの売上が落ち込んだとしても、それは昨年とは市場環境が異なっていたためではないはずです。Appleは2012年末のiPad 4発売から約1年後の2014年末にiPad Airを発売しました。昨年、AppleはiPad miniの価格を30ドルほど値下げし、同時に待望のRetinaディスプレイ搭載iPad miniも発売しました。2012年にはiPad miniを発売しています。製品サイクルは両社で似通っているため、昨年の売上が人為的に膨らんだことが今回の減少の原因ではありません。
AppleはiPadシリーズの値下げにも積極的に取り組んでおり、50ドルの値下げはほぼ当たり前(現在Best Buyで実施中)です。また、3月にはTD-LTEのサポートを中国にも拡大しました。Appleは昨日、Apple StoreでRetinaディスプレイ搭載iPad miniの再生品の販売を開始しましたが、今四半期の動向に影響を与えるにはおそらく遅すぎます。
調査対象となった全アナリストのコンセンサス予想は、販売台数1,930万台で、2013年の同四半期の1,950万台を下回っています。いつものように、アマチュアアナリストはプロアナリストよりもわずかに楽観的ですが、その差は大きくありません。両グループの差はわずか20万台です。
極端な例として、AsymcoのHorace Dediu氏は2,180万台の販売台数を予測しているのに対し、Braeburn GroupのMatt Lew氏はわずか1,500万台と予測しています。たとえ販売台数が予測の上限に達したとしても、成長率は2012年に比べて大幅に鈍化し、わずか10%にとどまるでしょう。ちなみに、2013年第2四半期は55%の成長を記録しました。これほど短期間での成長率の変化は、少々懸念すべき点です。
iPadの売上がピークを迎えた時期が、AppleがiPadシリーズの2つのメジャーアップデート(Retina MiniとiPad Air)をリリースした時期だったことは、製品の将来性にとって明るい兆しとは言えません。Appleは4月23日の決算発表で、実際のiPad販売台数を発表する予定です。
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