マーク・ザッカーバーグ氏の会社Metaは昨年、暗号通貨に対応した新しいデジタルウォレット「Novi」をリリースしました。しかし、このプロジェクトはうまくいかなかったようで、Metaは今後数ヶ月以内にNoviの開発を中止し、サービスを終了すると発表しました。

プラットフォームのウェブサイト（The Verge経由）で強調されているように、Noviは2022年9月1日をもって利用できなくなります。また、2022年7月21日以降は、ユーザーはNoviアカウントに資金を追加できなくなります。プラットフォームの終了に伴い、すべてのユーザーアカウントが無効化されるため、Noviに残っている資金は9月までに送金する必要があります。

2022年9月1日のパイロット終了後もNoviアカウントに残高が残っている場合は、Noviに登録されている銀行口座またはデビットカードに残高を送金いたします。パイロット終了後の残高へのアクセスについてご質問がある場合は、お問い合わせください。

Noviは、Metaの野心的な仮想通貨投資計画の一環でした。2021年10月にスタンドアロンアプリとしてリリースされ、数ヶ月後にWhatsAppに統合されました。しかし、Noviは米国とグアテマラ以外の国ではリリースされませんでした。

Noviは、Metaが支援する仮想通貨「Diem」をベースにしていました。しかし、ブルームバーグが報じたように、Facebookの親会社であるMetaは規制当局の監視に苦しんでおり、それがプロジェクト放棄につながった可能性が高いとのことです。Metaは声明の中で、「Web3空間」への投資を継続し、Noviの技術は新製品、特にメタバース関連の製品に活用されると述べています。

残念ながら、WhatsApp Payは現時点ではブラジルとインドでのみ利用可能であるため、米国とグアテマラのWhatsAppユーザーはMetaのメッセージングアプリを使用して他のユーザーに迅速に送金することができなくなります。

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