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アナリスト:アップルはHDTVに「iTV」という名称を使用し、番組制作で通信事業者と提携する可能性
2012年2月6日午前10時54分(太平洋標準時)

ブルームバーグがジェフリーズ・アンド・カンパニーのアナリスト、ピーター・ミセック氏の発言を引用した新たなレポートによると、Appleが噂しているHDTVはiTVという名称になる可能性があるという。ミセック氏は今朝の顧客向けメモで、AppleはVerizonやAT&Tとの提携を通じて番組ライセンスを取得し、iPhoneやiPadユーザーが作成した動画を活用することで「YouTubeのようなビジネスモデルにコンテンツを活用する」可能性があると主張した。また、「低いマージンと高いリスク」がAppleがオリジナル番組の制作に踏み切れない可能性を示唆した。ミセック氏は製品の発売時期についてはコメントしなかった。
ミセック氏が提唱する、Appleがコンテンツ提供で通信事業者と提携するというシナリオは、本日ロイターが報じた報道を受けてのものだ。同報道では、VerizonとCoinstar傘下のRedbox部門が、NetflixやHulu Plusに対抗する動画ストリーミングサービスの構築に向けて提携したことが明らかになっている。VerizonとRedboxは、この提携による最初の製品を今年後半に提供開始する予定だ。AppleがHDTV製品を「iTV」と呼ぶ可能性については、当然ながら、Appleは同名の英国大手テレビネットワークからその名称使用権を取得しなければならないだろう。
先週、パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は、Appleが「大手テレビ部品サプライヤー」と「テレビディスプレイ部品の様々な機能」について協議していると主張した。また、AppleがHDTV製品におけるコンテンツ提供にどのようなアプローチを取るかについて、サードパーティのライブTVサービスとのシンプルな統合、ライブTVとウェブコンテンツの組み合わせ、iTunesの月額サブスクリプションといった3つのシナリオを提示した。
関連ニュースとして、BestBuyが最近実施したApple HDTVのコンセプトへの関心度調査をご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。BestBuyがこの調査でどのようなアイデアを思いついたのかご興味がありましたら、読者の方からお送りいただいたアンケートの資料を以下に掲載しています(アランさん、ありがとうございます!)。
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