
カリフォルニア州クパチーノにあるApple本社Infinite Loopに、Apple流の教育を行う大学とも言えるApple Universityが存在することは周知の事実です。しかし、Apple Universityの運営方法や教育内容の詳細は、これまでほとんど知られてきませんでした。本日、ニューヨーク・タイムズ紙がApple Universityのかなり詳細なプロフィールを掲載しました。ぜひ一読の価値があります。
多くの企業とは異なり、Appleは年間を通して社内研修を実施しています。専任の講師陣(インストラクター、ライター、編集者など)がコースの作成と指導を行います。講師陣には、イェール大学、ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校、スタンフォード大学、MITなどの大学出身者もおり、Appleで働きながら出身校の職に就いている者もいます。
Apple Universityは、元イェール大学ビジネススクール学部長のジョエル・ポドルニー氏が運営しています。ポドルニー氏は今年初め、人事部門の職務をデニス・ヤング=スミス氏に引き継ぎ、Apple Universityの学部長に就任しました。ニューヨーク・タイムズ紙のプロフィール記事では、Apple Universityのコースの一部が紹介されています。コースは、新たに買収された企業のリーダーが以前の事業をAppleに統合する方法を学ぶものから、製品の簡素化に関するものまで多岐にわたります。
ネルソン氏が時折教える別の講座「何がAppleをAppleたらしめるのか」では、Google TVのリモコンのスライドが示されたと、昨年その講座を受講した従業員は語った。このリモコンには78個のボタンがある。その後、ネルソン氏はApple TVのリモコンの写真を見せたという。薄い金属片で、ボタンは3つだけだった。Appleのデザイナーはどのようにして3つのボタンを決めたのだろうか?ネルソン氏によると、彼らはまずアイデアから始め、ビデオの再生と一時停止、視聴する番組を選択するボタン、そしてメインメニューに戻るボタンという、まさに必要なものが見つかるまで議論を重ねたという。
Apple University では、過去 10 年間の急速な成長と成功につながった Apple の意思決定プロセスに関する重要な教訓を Apple 社員に教えていますが、最も重要なのは、Apple がスティーブ・ジョブズの直後、そしてそれ以降も会社が繁栄し続けることを保証するための、ユニークで包括的な経験を Apple が築き上げてきたということです。
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