先週行われた8GBのiPhoneの値下げは効果を発揮し、英国の消費者がAppleの携帯電話の購入に殺到し、在庫が底をつきつつあるという複数の報道が出ている。また、AppleがiPhone販売の収益分配モデルを廃止する準備をしている可能性も示唆されている。

成功には代償が伴う。Mobile Todayによると、O2とCarphone Warehouseの両社は先週の発表から数日でこのモデルを完売した。Appleは引き続きオンラインストアでこのモデルを販売しているが、提携企業が提示している169ポンドではなく、元の価格である269ポンドでの販売となる。

報道によると、ニューカッスル、バーミンガム、ロンドンの店舗では既に8GBモデルが完売しており、カーフォン・ウェアハウスの従業員は先週の発表以来、売上が「倍増」したと主張している。在庫は週末にかけて補充される見込みだが、16GBモデルの売上は依然として低迷しており、Appleが将来のiPhoneラインナップに16GBモデルをオプションとして残さないのであれば、パートナー企業に同様の割引を実施することを許可せざるを得なくなる可能性もある。

8GBモデルを値引きする動きは、欧州で期待に応えられていない同端末の売り上げを伸ばすとともに、3G iPhoneの期待される発売に備えて在庫を処分する試みとみられている。

関連ニュースとして、イタリアの新聞「ラ・レプッブリカ」は本日、Appleが収益分配モデルから脱却し、補助金付きのオープンネットワーク方式を採用する計画であると主張する記事を掲載した。この新たな取り組みの最初の成果は、テレコム・イタリアを通じてイタリアでiPhoneを非独占的に発売することになりそうだ。

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