iPhone Xの999ドルという開始価格は米国では驚きだったかもしれないが、輸入関税やさまざまな税制措置により、一部の国でははるかに高い価格が付けられることになるだろう…

Business Insiderがまとめたリストの中で最も高価なのは ロシアで、79,990ルーブル（1,390ドル相当）となっている。

現地価格が1300ドル相当を超えるのはロシアだけではありません。ヨーロッパ大陸のほとんどの国、イギリス、メキシコでも同様です。

Appleが価格をつり上げていると非難されるのを防ぐために、見出し価格は誤解を招く可能性があることを常に念頭に置いておく必要があります。米国価格には税金が含まれていないため、ほとんどのアメリカ人は公式価格999ドルよりも高い金額を支払うことになります。州税と地方税を合わせた売上税は、一部の州ではゼロですが、ルイジアナ州、テネシー州、アーカンソー州、アラバマ州では9%を超えることもあります。

州によって価格が異なるため、Appleは税抜価格を表示しています。他のほとんどの国では、消費税率は全国一律ですが、Appleは税込価格を表示しています。

例えば英国では、売上税（付加価値税、VAT）は20%です。そのため、999ポンドという価格は税抜きで832.50ポンド、つまり1127ドル相当になります。これは米国価格と比べるとまだ高いですが、一見したほどではありません。

アップルは昨年、英国のEU離脱国民投票の結果を受けてポンド安が進んだことを受けて、英国での価格を値上げしました。当時のポンド安は為替レートのレンジ内で推移していましたが、その後やや回復傾向にあり、アップルの価格設定は割高に見えるようになっています。

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