英国のApple Payユーザーは、新しいコンタクトレス決済ポリシーにより、コンタクトレス決済1回あたり10ポンドの追加利用が可能になり、利用限度額が合計30ポンドに引き上げられました。これまで、Apple Payでのほぼすべての決済における利用限度額は20ポンドでした。この30ポンドという利用限度額は、スーパーマーケットでの平均的な買い物金額を上回るため、英国のAppleユーザーはより多くの場所でApple Payを利用できるようになります。

現在、英国のほぼすべての商店や小売店に30ポンドの取引制限が適用されていますが、将来的には決済端末が指紋IDを追加の認証方法として使用できる新しい規格を採用するため、取引制限は完全に撤廃される予定です。しかし、新しい機器の導入は遅れています。現在、高額取引はプレタ・マンジェとAppleストアでのみ利用可能です。

英国の銀行では、American Express、First Direct、HSBC、NatWest、Nationwide、MBNA、Royal Bank of Scotland、Santander、UlsterがApple Payに対応しています。主要銀行であるBarclays銀行は、Apple Payを最終的にサポートすると発表しましたが、具体的な詳細や時期については明らかにされていません。Apple Payの非接触決済は、iPhone 6、iPhone 6 Plus、Apple Watchで利用可能です。

注目すべきは、新たに導入された30ポンドの取引上限額は、Apple Payだけでなく、英国におけるすべての非接触型決済に適用されることです。これは、今年に入って既に25億ポンド相当の非接触型決済が行われている英国において、非接触型決済のさらなる普及を促進するでしょう。

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