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Safariブラウザが「Freedom」と呼ばれるところだった経緯
2012年12月20日午前8時17分(太平洋標準時)
かつて Safari や WebKit プロジェクトで Apple 社に勤務し、現在は引退しているプログラマーの Don Melton 氏が昨日、自身のブログに興味深い逸話を投稿しました。その中で、Apple 社のインターネット ブラウザが「iBrowse」「Alexander」、さらには「Freedom」というあだ名を辛うじて逃れた経緯が詳しく述べられています。
メルトン氏は冒頭からこう語った。
覚えている限りでは、スティーブはただいくつか名前を声に出して言い始めたんです。口の中で、そして耳の中でどう感じるか試していたんでしょう。当時はそれほど奇妙に思えませんでした。今考えてみると、いいテクニックだったと思います。
全部の名前は覚えていませんが、「Freedom(自由)」というフレーズが印象に残っています。スティーブはしばらく時間をかけて、私たち全員にこのフレーズを試していました。人々が解放されるというポジティブなイメージを呼び起こすから、気に入ったのかもしれません。そして、それと同じくらいポジティブで、当時私たちが頼りにしていたMicrosoftとInternet Explorerという企業とブラウザからの私たち自身の自由をも表現していました。
しかしメルトン氏はブラウザ名を「女性用衛生用品」にちなんで付けたくなかったため、彼の言葉を借りれば「Freedom」は「候補リストから外された」とのことです。その後、「Alexander」という名前が社内で約1年間検討され、「iBrowse」という名前も何度か浮上しましたが、最終的にマーケティングプロダクトマネージャーのカート・ナイト氏がメルトン氏に「Safari」に決定したと伝えました。
正直、何をどう考えればいいのか分からなかった。全く予想していなかったので、頭が真っ白になった。どこからともなくその名前が出てきたようだった。その瞬間、その名前は本来の由来よりもずっと異質に聞こえた。
「悪くないよ」と私はついに言った。
メルトン氏は、すぐにその名前がとても気に入ったと認め、Mac OS X のドックに「Safari」が表示されるのを想像できるようになったという。
ということで、「Safari」という名前を提案してくれた人に感謝します。
さて、これがSafariのハンドルネームにまつわる物語です。詳しい話はメルトンのブログをご覧ください。
経由:
[ツイート https://twitter.com/ajorama/status/281788054363062274]
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