Macでバッテリー充電の最適化をオン/オフにする方法c

Appleは昨年、iPhone、AirPods、Apple Watchなどのデバイスにバッテリーヘルス管理機能を導入し、今年4月にはMacにも搭載されました。IntelおよびM1 Macでバッテリー充電の最適化とバッテリーヘルス管理をオン/オフにする方法をご紹介します。

Appleの新しいバッテリー状態管理機能は、Catalina 10.15.5でMacに初めて導入されました。Appleは以下のように説明しています。

バッテリーヘルスマネジメントは、バッテリーの化学的劣化速度を低下させることで、バッテリーの寿命を延ばすように設計されています。この機能は、バッテリーの温度履歴と充電パターンを監視することでこれを実現します。
バッテリーヘルス管理機能は、収集した測定値に基づいて、バッテリーの最大充電量を一時的に減らす場合があります。これは、バッテリーが使用状況に合わせて最適なレベルまで充電されるよう、必要に応じて行われるため、バッテリーの摩耗や化学的劣化を軽減できます。

AppleはIntel Mac用とApple Silicon Mac用の2つのサポートドキュメントを提供しています。上記の説明はどちらにも全く同じですが、Apple Siliconガイドには機能を無効にする手順が記載されていません。

興味深いことに、Appleの詳細によると、最適化されたバッテリー充電機能はバッテリーヘルス管理の中心的な機能とのことです。不思議なことに、iPhoneでは「最適化されたバッテリー充電」という名称になっていますが、Catalinaでは「バッテリーヘルス管理」という名称に変更され、オン/オフの切り替えが可能になりました。

macOS Big Surでは、Intel Macに「バッテリー状態管理」オプションが引き続き搭載され、「最適化されたバッテリー充電」をオフにするオプションも追加されました。そして、現時点ではこれらは別々に機能するようです（例えば、バッテリー状態管理をオフにしても、最適化されたバッテリー充電は自動的にオフになりません）。

しかし、M1 Macではバッテリーヘルス管理をオフにするオプションはなくなりましたが、バッテリー充電の最適化は引き続きオフにできます。簡単に言うと、Macのバッテリーヘルス管理には充電の最適化以外にも多くの機能があるようですが、Appleによるとそれが主な機能だそうです（M1 Macでは、より細かい機能は無効にできない、あるいは無効にする必要もありません）。