昨年の夏、英国の多くの決済端末が非接触型カードの標準限度額である30ポンド（39ドル）を超えるApple Payでの取引を許可していることを指摘したが、Apple社によれば、現在ではほとんどの端末でこれが当てはまるという。

このニュースは、アップルの決済事業責任者であるジェニファー・ベイリー氏によって明らかにされた。

ベイリー氏は テレグラフ紙にこう語った。

「（英国における）非接触型決済端末の大部分は、現在、無制限に利用できると考えています」とベイリー氏は述べた。現在、高額決済に対応している小売店には、ウェイトローズやセインズベリーなどのスーパーマーケット、ピザ・エクスプレスやナンドスなどのレストランなどがある。

「無制限」には限定的な表現が必要になる可能性があることに注意してください。ある小売店は、Apple Payでの取引には依然として制限があるものの、ほとんどの購入で発生するような制限ではないと言っていました。金額は600～700ポンド程度とのことでした。

Apple Pay の使用時に許可される取引額の増大は、英国におけるサービスの成長に貢献した可能性が高い。

同社によると、英国におけるApple Payの取引は昨年300%増加し、現在23の銀行が同サービスに対応している。「当社の勢いは素晴らしいです。この進展に大変興奮しています」とベイリー氏は述べた。

英国は既にこのサービスにとって理想的な市場でした。大規模小売店から小規模小売店まで、少なくとも主要都市では大半の小売店が非接触型決済に対応していたからです。英国で最初の非接触型カードが導入されたのは10年前の2007年でした。

ベイリー氏はまた、iPhoneとApple Watchで財布に代わるという同社の野望は決済カードに限定されないと昨年示唆したことを繰り返した。

「お財布の中のあらゆるものを考えてみればわかると思いますが、私たちもそれらすべてについて検討しており、おそらくほとんどのことに積極的に取り組んでいるところです」と彼女は述べた。「まずは決済から始めています。中には長期的な取り組みもありますが、これは今後12ヶ月で解決できるものではなく、長期的な取り組みだと考えています。」

英国の運転免許庁（DVLA）は昨年、Apple Payウォレット内に保存された英国の運転免許証の画像を公開した。

写真：イブニング・スタンダード

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