レコードレーベル各社は、音楽関連の発表をAppleと6月6日の開発者会議で行うことに注目している。CNETのグレッグ・サンドバル記者の報道によると 、音楽業界の幹部たちは、Appleブランドのサービスが、あちこちで出現しているクラウドロッカーの正当性を高めることを期待しているという。レーベル側は、それぞれクラウドサービスを無料提供しているAmazonとGoogleに対抗するため、Appleのロッカーを活用したいと考えている。Appleの音楽用クラウドストレージは、年間20ドルという噂もある。Appleは、少なくとも大手音楽出版社であるワーナーミュージックとライセンス契約を結んだようだ。

音楽業界の期待は、アップルの音楽サービスが競合のサービスを劣悪なものにし、アマゾンとグーグルにレーベル側が要求するライセンス料を支払わせることだ。

報道によると、Googleは音楽ファイルのアップロード時のトランスコードに関してレコード会社とトラブルになる可能性があるとのことです。これは、コンテンツ所有者の許可なく新しいコピーを作成していると一部の人から見なされる可能性があります。AppleはiCloudという名称で新しいオンラインサービススイートを開発していると考えられていますが、これは既存の年間99ドルのオンラインスイートMobileMeの新しい名称である可能性もあります。AppleはiCloud.comというドメイン名を登録済みなので、将来的にこのドメイン名を使用するのは間違いないでしょう。

クラウドロッカーではAmazonとGoogleがAppleに先んじているが、両社ともレーベルからのライセンスや承認を得ずにサービスを開始したことで、音楽業界の幹部を怒らせたようだ。ご存知のように、音楽業界は、バックアップやストリーミングの目的でユーザーの音楽ファイルを保存するクラウドストレージソリューションに対しては、ロイヤリティを受け取る権利があると考えている。Amazon Cloud Player（iOSデバイスでも動作するようになった）は3月28日に開始され、音楽、写真、動画、ドキュメント、その他のファイルタイプ用の5GBの無料ストレージが提供される。Amazonで音楽を購入すると、さらに15GBが無料で提供される。GoogleのMusic Betaは昨日、「ベータ版の間」の無料サービスとしてデビューしたが、Googleがベータ版というラベルを削除した暁には、ユーザーに料金を請求する予定であることを示唆している。このサービスでは、最大2万曲をクラウドに保存して、後でストリーミングしたり、ウェブやAndroidデバイスでオフラインで聴いたりすることができる。米国居住者のみが利用できる。

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