昨日ブルームバーグが報じたように、Vision Proユーザーの中には、何らかの理由でパスワードを忘れた場合、デバイスを復元する方法がないことを痛感した人がいます。このような事態に陥った場合は、Vision ProをApple Storeまたは修理センターに持ち込む必要があります。幸いなことに、visionOS 1.1ベータ版でこの問題は修正されているようです。

Vision Proユーザーはパスワードを忘れた場合にデバイスをリセットすることができます

Vision Proは通常、ユーザーの目による認証にOptic IDを使用しています。ただし、再起動後など、状況によってはパスワードの入力が求められる場合があります。パスワードを忘れてしまった場合は、ヘッドセットをApple Storeに持ち込んでリセットしてもらうしかありません。

9to5Macが発見したコードに基づき、火曜日に開発者向けにリリースされた visionOS 1.1 ベータ版には、デバイスのロックを解除するために使用したパスワードを忘れた場合に Vision Pro からすべてのデータを消去できるオプションが追加されている。

iPhoneまたはiPadのパスワードを忘れた場合、デバイスをコンピュータに接続して復元できます。しかし、Vision Proではこれはできません。Apple Watchはコンピュータに接続できませんが、パスワードを忘れた場合にデバイスから直接すべてのデータを消去できるオプションがあり、visionOS 1.1でも同様のオプションが利用可能になりました。

「このApple Vision Proはセキュリティロックアウト中です。しばらくお待ちいただき、もう一度パスコードを入力するか、今すぐこのApple Vision Proを消去してリセットしてください」という新しいシステムアラートが表示されます。これは、ユーザーが間違ったパスワードを何度も入力すると表示されます。Vision Proにはアクティベーションロックがかかっているため、デバイスを再アクティベートするにはApple IDのパスワードが必要になりますのでご注意ください。

事情に詳しい情報筋は9to5Macに対し、Vision Proでパスワード関連の問題、特にOptic IDが失敗したケースで多くのユーザーが問題を経験していると語りました。Appleは、開発者向けに提供されているUSB-Cアダプターを使って小売店の従業員がVision Proを復元できるソフトウェアをリリースしました。

visionOS 1.1の詳細

visionOS 1.1は、Apple Vision Proの最初のベータアップデートです。モバイルデバイス管理（MDM）のサポートが追加され、デバイスをビジネス環境向けにセットアップできるようになります。

visionOS 1.1がいつ一般公開されるかは不明ですが、iOS 17.4とともに3月上旬にリリースされると考えるのが妥当でしょう。

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