
最近Apple WatchアプリからApp Storeをチェックしたことがあるなら、watchOSのゲームライブラリがいかに限られているかご存知でしょう。開発者のガブリエル・オフラハティ=チャン氏が開発したプロトタイプのゲームボーイエミュレーターは、Apple Watchで任天堂のゲームライブラリを利用できるようにすることで、この問題を解決しようとしています。
ポケモンの悪役にちなんで「Giovanni」と名付けられたこのエミュレータはオープンソースで、開発者がGitHubで試用できます。予想通り、プロトタイプなので動作が少し遅く、もたつくこともありますが、Apple Watchのハードウェアとソフトウェアの制限を考えると、それでも素晴らしい成果と言えるでしょう。
Giovanni を実現する上で最も困難だった点の一つは、Apple Watch の限られた入力オプションへの対応でした。オフラハティ=チャンは、上下の動きにはデジタルクラウンを使う必要があると判断しました。
左右への移動は画面をスワイプし、AボタンとBボタンは画面をタップすることで操作できます。残りのスペースは、非常に小さなスタートボタンとセレクトボタンに充てられています。確かに操作方法は理想的とは言えませんが、Apple Watchの限られた画面サイズと入力オプションを考えると、理にかなっています。
https://twitter.com/_gabrieloc/status/842747111791718400
現在、Giovanniは概念実証としてプロトタイプ化されており、ゲームボーイのゲームを(制限はあるものの)Apple Watchで利用できることを実証しています。オフラハティ=チャン氏は、watchOS 4のリリースに合わせてエミュレーターを再検討したいと考えています。グラフィックサポートの強化など、フレームレートとゲームプレイ体験全体を向上させるための改善が期待されています。
Apple Watch Series 0にGiovanniを無事にインストールできましたが、ご想像の通り、貧弱なハードウェアのせいで動作が著しく制限されていました。Giovanniは最新のApple Watch Series 2のハードウェアを使って開発されているため、初代Apple Watchよりもはるかにスムーズに動作するはずです。
プロジェクトの詳細については、開発者のウェブサイトにあるブログ記事全文をご覧ください。残念ながら現在サイトはダウンしているようですが、キャッシュ版はこちらからアクセスできます。
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