9to5Macは先月、AppleがM1 MacでサポートされていないiOSアプリのサイドロードを阻止するための新たな方法を実装していると報じました。この方法は、サーバー側の変更によって一時的に有効になった後、すぐに元に戻されました。先週のmacOS Big Sur 11.2のリリース後、AppleはM1 MacでのiOSアプリのサイドロードプロセスを正式にブロックしたようです。

M1チップはiPhoneやiPadチップと同じARMアーキテクチャに基づいているため、Appleは開発者がiOSアプリをMac App Storeで提供することを許可しています。しかし、一部の開発者はM1搭載MacユーザーにiOSアプリを提供しないことを選択しています。

iMazingなどのツールのおかげで、App Storeで購入したiOSアプリのIPAファイルをダウンロードし、M1 Macに手動でインストールすることが可能になりました。これにより、ユーザーはFacebook、Instagram、YouTube、さらにはNetflixなどのアプリをmacOSで利用できるようになりました。しかし残念ながら、この方法が一部の開発者の反感を買い、Appleはこのプロセスを永久にブロックしました。

9to5Macは、macOS Big Sur 11.2とmacOS Big Sur 11.3ベータ版を搭載したM1 Macに様々なiOSアプリをサイドロードしようとしましたが、インストールできませんでした。既に報じているように、これはオペレーティングシステムのDRM（デジタル著作権管理）保護を管理するAPIに関連するサーバー側の変更です。

macOS では、アプリは Mac で実行することを目的としていないというメッセージが表示されるようになりました。

このアプリケーションは、開発者がこのプラットフォームでの実行を意図していないため、インストールできません。

AppleがM1 Macのサイドロードプロセスを初めてブロックしたのは、macOS Big Sur 11.2が当時ベータ版としてのみ提供されていたため、新しい制限をテストしていたためと思われます。しかし、今回のブロックは現実のものとなったようです。

現時点では、M1 Mac で iOS アプリをサイドロードするための既知の回避策はないため、Apple が再び決定を覆すのか、あるいは誰かがオペレーティング システムを変更して互換性のある Mac に iOS アプリをインストールできるようになるのか、待って見る必要があります。

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