Facebookは2020年に、ユーザーがFacebookライブストリーミングから直接ショッピングできる「Facebook Live Shopping」という新しいショッピング体験を発表しました。しかし、同社は水曜日にFacebook Live Shoppingの提供を終了すると発表しました。

同社がブログ投稿で詳細を述べているように、Facebook Live Shoppingは2022年10月1日をもって完全に終了します。それ以降、ユーザーはFacebook上でLive Shoppingイベントを開催できなくなります。もちろん、Facebook Liveは引き続きご利用いただけますが、ライブ配信中に商品を作成・販売する機能はご利用いただけなくなります。

Facebookは、消費者行動が変化しており、同ソーシャルネットワークのユーザーの多くがショートフォーマットの動画を好む傾向があると主張しています。そのため、同社は今後、Instagram Reelsにさらに注力していく予定です。Instagram Reelsにも、動画内で商品をタグ付けできる同様の機能があります。

興味深いことに、ライブショッピング体験を廃止しているのはFacebookだけではありません。わずか1か月前、TikTokは英国でのライブショッピング機能の成果が期待外れだったことを受け、米国へのライブショッピング提供を中止すると発表しました。TikTokの本拠地である中国では、ライブショッピングは非常に人気があり収益性も高いものの、欧米のユーザーには受け入れられていません。

TikTokの内部報告によると、ライブショッピング機能の全体的な普及率は依然として「低く、初期段階」であり、ブランドやインフルエンサーにプラットフォームの利用を促すための補助金や現金インセンティブにもかかわらず、売上は低迷している。Facebookも自社の機能で同様の状況に直面している可能性がある。

先週、Meta（マーク・ザッカーバーグ氏が率いるFacebookの親会社）は、史上初の四半期売上高の減少を報告した。ウォール街のアナリストによると、TikTokとの競争とAppleのプライバシーガイドラインが同社にとって大きな課題となっているという。

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