ワシントン州カークランド – 2016年12月7日 – Bluetooth Special Interest Group (SIG) は今週、Bluetoothコア仕様の最新バージョンとしてBluetooth 5を正式に承認しました。Bluetooth 5の主なアップデートには、通信距離の延長、通信速度の高速化、ブロードキャストメッセージ容量の増大に加え、他の無線技術との相互運用性と共存性の向上が含まれます。Bluetooth 5は、接続された幅広いデバイス間でシンプルでスムーズなインタラクションを実現することで、モノのインターネット (IoT) エクスペリエンスをさらに進化させます。

Bluetoothは、人々のIoT体験に革命を起こしています。Bluetooth 5は、信頼性の高いIoT接続を提供し、ビーコンの導入を促進することで、この革命をさらに推進し、接続の障壁を低減し、シームレスなIoT体験を実現します。

これは、家全体や建物全体をカバーし、屋外、産業、商業用途における新たなユースケースも実現することを意味します。Bluetooth 5のリリースにより、Bluetoothの本質である、シンプルで安全な接続性を実現するグローバルワイヤレス規格という理念を守りつつ、IoT開発者と消費者のニーズに応えるべく進化を続けます。

主な機能アップデートには、通信距離が4倍、速度が2倍、ブロードキャストメッセージ容量が8倍に増加したことが含まれます。通信距離の延長により、家屋や建物全体をカバーし、より堅牢で信頼性の高い接続を実現します。速度の向上により、応答性が向上し、高性能なデバイスが利用できるようになります。ブロードキャストメッセージのサイズが拡大したことで、送信されるデータ量が増加し、より状況に応じた最適なソリューションが実現します。

Bluetooth 5には、他の無線技術との干渉の可能性を低減するアップデートも含まれており、ますます複雑化するグローバルIoT環境においてBluetoothデバイスが共存できるようにします。Bluetooth 5は、低消費電力機能と柔軟性を維持しながら、これらすべてを実現することで、開発者がデバイスやアプリケーションのニーズに対応できるようにします。

Bluetooth 5の採用は業界の成長にとって重要な時期に行われ、ABIリサーチ社は2021年までに480億台のインターネット対応デバイスが設置され、そのうち約3分の1にBluetoothが搭載されると予測しています。

「世界のワイヤレス接続市場は急速に成長しており、2021年までに年間100億個のIC出荷が見込まれています」と、ABIリサーチのアンドリュー・ジニャーニ氏は述べています。「Bluetooth 5の導入により、複雑さとコストが軽減され、メーカーは複数のアプリケーションやユースケースに対応できる柔軟性が向上するため、IoT市場の様々な分野で新たな機会が創出されるでしょう。」

本日のリリースから2～6ヶ月以内に、Bluetooth 5を搭載した製品をお目にかけることができるでしょう。Bluetooth 5により、Bluetoothは人々のIoT体験に革命をもたらし続けます。Bluetoothは技術の進歩を積極的に取り入れ、IoTの無限の可能性を広げていきます。

Bluetooth 5の詳細については、www.bluetooth.com/bluetooth5をご覧ください。

Bluetooth®ワイヤレステクノロジーについて

Bluetoothは、シンプルで安全な接続を実現するグローバルな無線規格です。31,000社を超えるグローバルコミュニティによって推進されているBluetoothは、私たちの周囲にある多様な接続デバイスの統合、調和、そしてイノベーションの推進に貢献しています。共同での創造と技術標準の共有を通じて、Bluetoothは世界中のユーザーのテクノロジー体験をシンプルに、安全に、そして豊かにします。