医療機器メーカーのAliveCorは、これまでAppleをはじめとする多くの企業に対し特許侵害訴訟を起こしてきた。今回、同社は連邦裁判所に反トラスト訴訟を起こし、Appleが同社の技術を盗用し、独占的権力を行使することで「競争を阻害し、消費者の選択肢を狭め、公衆衛生に潜在的に悪影響を及ぼした」と主張し、訴訟への取り組みを強化している。

AliveCorは昨日、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所にAppleに対する連邦反トラスト訴訟を起こし、その主張を強調したプレスリリースを発表した。

Epic Gamesの独占禁止法訴訟と同様に、AliveCorはAppleが市場力を乱用していると主張している。

「AliveCorは世界初の個人用心電図を開発し、患者にとって24時間365日対応のバーチャル心臓専門医となることを目指しています」と、AliveCorのCEO、プリヤ・アバニ氏は述べています。「心拍数分析市場におけるAppleの戦略は、競争を阻害し、消費者の選択肢を狭め、ひいては公衆衛生に悪影響を及ぼす可能性があります。」

さらに、この訴状では、Apple の行為を「略奪的」かつ「排他的」であると表現している。

2018年にApple WatchがネイティブECGサポートを獲得した際に、AppleとAliveCorの間の論争は激化した。

訴訟の核心は、AliveCorがAppleを「同社の心臓病学的検出・分析技術を盗んだ」と主張していることです。さらに、Appleは同社のECGデバイスKardiaBand（「FDA承認を受けたApple Watch用アクセサリ」として初めて）と連携するSmartRhythmアプリを不当にブロックしたとも主張しています。

AliveCorがApple Watch向けのサービスを初めて開発したとき、Appleは異議なくSmartRhythmをApp Storeで承認しました。しかしその後まもなく、Appleは突如、このアプリがApp Storeの暗黙のガイドラインに「違反している」と主張しました。AliveCorが反論すると、Appleは文字通りルールを書き換えるという対応をとりました。しかしAliveCorは、絶えず変化するAppleのガイドラインを満たすよう、SmartRhythmを何度も改良しました。最終的にAppleはwatchOSの心拍数アルゴリズムに変更を加え、SmartRhythmをはじめとする競合アプリが動作しないようにしました。

また、AliveCorは、AppleがSmartRhythmアプリをブロックしたことで「無数のAliveCorユーザーの命が危険にさらされた」と主張している。

AliveCor は訴訟を通じて、事業、ビジネス関係、顧客の信用などの損失に対する損害賠償の獲得を目指しています。

提出書類全体は以下からご覧いただけます。

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