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アップルの法廷闘争:イタリアのAppleCare、モトローラと議員がiOS開発者を厳しく追及
2012年3月23日午前11時10分(太平洋標準時)

今月初めに報じたように、Appleはイタリアの反トラスト当局であるAutorità Garante della Concorrenza e del Mercatoが科した120万ドルの罰金に対し、控訴する予定でした。当局は、Appleが欧州連合(EU)法で義務付けられている2年間の保証期間を顧客に告知せずに1年間のAppleCare保証を販売することで、消費者を欺いていると主張しました。Appleは今週、正式に控訴を棄却されました。これにより、同社は90万ユーロの罰金を支払い、今後消費者に適切な情報を提供するためAppleCareのポリシーを変更することを余儀なくされました。Appleはこの決定に対して引き続き控訴することができますが、他の10カ国の消費者団体もAppleにポリシーの変更を求めており、この動きは間もなくEU全体に広がる可能性があります。(Repubblica.it経由)
Path事件を受けて、2月に議員らがAppleに書簡を送り、同社がどのように個人データを収集しているかについて情報提供を求めました。書簡を作成した2人の議員、ヘンリー・A・ワックスマン氏とG・K・バターフィールド氏は、34社のアプリ開発者に同様の情報提供を求める書簡を送りました。そのうちの1通は、「友達を探す」アプリに関するもので、ティム・クック氏とAppleに送られました。書簡では、開発者に対し、プライバシーポリシーとユーザーデータの取り扱いに関する質問に答えるよう求めています。AppleはPath事件への回答として、「今後のソフトウェアリリースにおいて、連絡先データへのアクセスを希望するアプリは、ユーザーの明示的な承認が必要となる」と既に表明しています。
今月初め、リチャード・A・ポズナー連邦巡回裁判所判事が、Androidの開発とGoogle/Motorola買収に関する文書の閲覧を求めるAppleの請求を認める判決を下したと報じました。Appleは「Android/Motorola買収に関する開示は、Appleの主張と抗弁に非常に関連している」と主張しました。ブルームバーグ によると、Appleは先週、Motorolaが当初の請求をまだ履行していないと裁判所に伝えましたが、ポズナー判事は今週、Appleの請求を却下し、「Motorolaの異議には説得力がある」と述べました。AppleとMotorolaの間では、2件の特許侵害関連裁判が6月に予定されており、ポズナー判事は、Appleが今後データ提出を求める際には、「要求を扱いやすく具体的な文書群に絞り込む」必要があると警告しています。拡大拡大閉じる