

フォックスコンの創業者テリー・ゴウ氏によると、新型コロナウイルスによる閉鎖と減速後に生産を再開したスピードは「予想を上回った」という。
しかし同社は、その予想がどのようなものであったかを明らかにしておらず、今後サプライチェーンに問題が生じる可能性があると警告している。
アップルの主要iPhone組立メーカーである同社は以前、一部工場の閉鎖と人員不足により、2月の売上高が16億ドル以上減少したと発表していた。これは同社にとって7年間で最大の生産落ち込みとなった。
郭氏は サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどに対し、良いニュースと悪いニュースが混在していると語った。
郭氏は台北で記者団に対し、フォックスコンの中国工場の操業再開は「われわれの期待と想像を上回った」とし、中国とベトナムの工場への供給は正常に戻ったと語った。
しかし郭氏は、消費者需要の弱さについて警告した。[…] 「米国で懸念しているのは市場だ」と彼は述べた。「生産が速やかに再開されても、消費者が支出を止めれば…それが経済回復の鍵となるだろう」[…]
郭氏は、新型コロナウイルスの深刻な感染拡大に見舞われている日本と韓国の電子機器サプライチェーンについて「懸念」を抱いていると述べた。また、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)チップの価格上昇やディスプレイパネルの供給問題も懸念材料として挙げた。
フォックスコンは生産能力に関する確かなデータを提供していないが、今月末までにフル稼働に戻ると予想していることは分かっており、本日の発表は計画が順調に進んでいることを示唆しているようだ。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、需要こそが今、より大きな問題となっていると言えるでしょう。イタリアは完全なロックダウン下にあり、生活必需品を扱う店舗(もちろんApple Storeも含む)以外は全て閉鎖されています。米国もロックダウン措置を実施しており、今後、厳しさと規模が拡大していくと予想されます。
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