Appleは、ポルトガルの民間消費者団体Deco Protesteから、iPhone 6、6 Plus、6S、6S Plusの「計画的陳腐化」をめぐり新たな訴訟を起こされている。訴訟では、Appleの計画的陳腐化によって、消費者は本来であれば必要な時期よりも早く新しいiPhoneを購入せざるを得ない状況に追い込まれていると主張している。

Marketeerの報道によると、この消費者保護団体は、ヨーロッパでAppleからの回答を3年間も得られなかった後に訴訟を起こした。現在、Deco Protesteは、ポルトガルのiPhoneユーザー11万5000人を守るため、Appleを提訴している。

AppleがiPhoneの「計画的陳腐化」をめぐって訴えられるのは今回が初めてではない。複数の訴訟と悪評の後、Appleは2017年にiPhoneのバッテリー交換価格を一時的に引き下げ、バッテリーの健全性を改善するためのiOSアップデートを約束した。

ポルトガルの民間消費者保護団体が本日発表した声明では、Apple が iPhone ユーザーを操作したと主張している。

Appleは、ユーザーに通知することなく、最も人気のあるデバイスであるiPhone 6、6 Plus、6S、6S Plusのパフォーマンスを意図的に操作しました。その結果、Appleは多くのユーザーにデバイスのバッテリー交換、または新しいスマートフォンの購入を強いる結果となりました。

Deco Protesteは、ヨーロッパとブラジルに5つの消費者保護団体を加盟させているEuroconsumersの一員です。2020年、ローマ行政裁判所はAppleに対し1,000万ユーロの罰金を命じました。米国では、Appleは1億1,300万ドルの和解金で訴訟を回避しました。

Deco Protesteはこの訴訟において、Appleは影響を受けたユーザーに対し、バッテリー交換費用とiPhone本体価格の10%を支払うべきだと主張している。これは700万ユーロ、ポルトガルでは1台あたり60ユーロに相当する。

Deco Protesteは2月10日、ポルトガルのiPhoneユーザーにもこの運動への参加を呼びかける動画を公開しました。動画の中で、ポルトガルのFTCはAppleの製品発表方法を嘲笑し、「騙されるのが好きな人もいるようだ」と皮肉を込めて述べています。動画は以下からご覧いただけます。

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