ウォール・ストリート・ジャーナルが報じたように、Appleは昨年半ばからアジア人スタッフの大量採用に取り組んでいます。同紙によると、Appleは中国と台湾での製品開発を加速させ、より幅広いデバイスラインナップの立ち上げを目指しているとのこと。どうやら、同社はアジアで強力な製品チームを編成するため、HTCなどの企業から積極的に人材を引き抜こうとしているようです。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、これらの採用はアップルが「より迅速かつ頻繁な製品発売」に向けて準備を進めていることを示している。同紙は、アップルが今年中に2種類の大型画面iPhoneを市場に投入する計画を改めて強調している。また、労働条件に関する批判に対処するため、サプライチェーン・マネージャーの増員も計画している。報道によると、アップルの中国におけるオペレーションスタッフは現在600人を超えている。

昨年8月、アップルはプロフェッショナル向けネットワーキングサイト「LinkedIn」を利用して、HTCや台湾のサプライヤーであるインベンテック社、クアンタ・コンピュータ社などのエンジニアに個別に連絡を取った。

ウォール・ストリート・ジャーナルが入手した採用メールの中で、アップルは「新型iPhoneの開発を推進するため、台北にエンジニアリングチームを構築している」と述べた。

事情に詳しい関係者によると、アップルはまた、昨年3棟からなる新しい複合施設に移転した上海の主要アジア拠点でも採用活動を行っている。

ウォールストリート・ジャーナルは、「中核的な研究開発」は依然としてアップルのクパチーノ本社にしっかりと留まっていることを明確にしている。極東の拠点は、カメラやスクリーンといった現行の部品の開発を中心に展開されている。

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