Portalは、集中力、リラックス、睡眠を助けるiPhoneおよびiPadアプリとして開発されました。昨年、Appleの「今日のアプリ」に選ばれ、Apple Storeでデモアプリとして公開されています。

私はこの主張の「集中」という部分に納得できるかどうかは分かりません。個人的にはそのためには静寂が一番だと思っています。しかし、私にとってはリラックスと睡眠の条件を満たしていると思います…

このアプリはシンプルで、iPhone や iPad の画面にゆっくりと動く自然風景のビデオクリップを表示し、同時に同じ場所からの実際のサウンドを AirPlay スピーカーから再生します。

Philips Hueとの連携が追加された最新アップデートでは、照明の色とシーンの同期も実現しました。部屋を選択するだけで、その部屋のすべての照明がアプリで操作できるようになります。

景色や音に浸りながら眠りたいときにはスリープタイマー、日の出とともに穏やかに目覚めたいときにはアラームクロックが使えます。また、このアプリはSiriにも対応しているので、お気に入りのシーンにSiriショートカットを作成できます。

ニック・ダニエルズとティム・ダニエルズの兄弟によって設立された同社によると、このアプリはニュージーランドでのキャンプ体験から生まれたという。

Portalは、ニックのニュージーランドでのハネムーンキャンプ体験と、美しく人里離れた場所で眠りにつき、目覚めるという素晴らしい体験を瓶詰めしたいという思いから生まれました。この体験は、ニックに人生最高の睡眠をもたらしました。

「ロンドンであの体験を少しでも再現する方法を見つけたかったんです」とニックは説明する。「帰りの飛行機の中で眠れなくて、あの頃訪れた場所に自分を『移動』させる方法はないかと考えていたんです。そこでPortalのアイデアが生まれたんです。」

このアイデアは本当にうまく機能していると思いました。Hue照明の統合により、各シーンの没入感が格段に高まります。

唯一の不満は、照明設定がかなり多く、基本的にオフホワイトだったことです。春の麦畑や河口湖など、実際にうまく機能していたのはごく一部でした。Portalによると、色は手動で調整されており、より鮮やかな色の方が似合うものもあるそうです。

嵐のシーンもありますが、雷の音とHueのライティングをマッチさせることで、まるで本物の嵐を体験しているかのような臨場感を味わえると思いました。ティム・ダニエルズもこのアイデアを気に入ってくれていて、暖炉のそばのシーンでライトを使って炎の揺らめきを表現するといった演出も検討中だそうです。

私にとって、これはまだ完全に実現されていない素晴らしいコンセプトですが、4ドルを投資してすべてのシーンをアンロックするかどうかを決める前に、無料版を試してみる価値はあります。iPhone 6sまたはiPad Air 2以降が必要です。

PortalはApp Storeから無料でダウンロードできますが、アプリ内課金で3.99ドルかかります。4つのシーンは無料でプレイでき、さらに14のシーンはアプリ内課金でアンロックされます。 

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