EUは最近、ほとんどの個人用電子機器の充電とデータ転送にUSB-Cへの切り替えを義務付ける新たな法律を制定しました。Appleは今回初めて、この新規制への準拠を表明しましたが、同社は依然としてこの新しい共通充電器規制の根幹に根本的に反対しています。

この発言は、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるグレッグ・ジョズウィアック氏から明らかになった。ジョズウィアック氏と同じくAppleのシニアバイスプレジデントであるクレイグ・フェデリギ氏は、ウォール・ストリート・ジャーナルのイベントでジョアンナ・スターン氏のインタビューを受けている。スターン氏はインタビューの冒頭、USB-C vs Lightningの論争について直接質問した。

ジョズウィアック氏は、USB-CとLightningは世界で最も普及している2つのコネクタであり、10億人以上が何らかのLightningケーブルを使用していると説明しました。ジョズウィアック氏によると、Appleは電源アダプターから取り外し可能なタイプのケーブルを使用することでバランスをとったと考えています。つまり、片側にLightning、もう片側にUSB-CやUSB-Aなど、ユーザーにとって最も便利なコネクタを接続できるということです。

ジョズウィアック氏は、EUの議員とAppleは共通充電器規制の構想をめぐって「多少の意見の相違がある」と述べた。EUは善意に基づいているものの、規制は難しいと指摘した。特に、EUの議員はかつて、今では時代遅れとなったマイクロUSBコネクタの標準化を試みたことがあると指摘した。

しかし最終的に、ジョズウィアック氏は、AppleはUSB-Cに関するEUの新しい共通充電器規制に従う以外に選択肢がないことを認めた。AppleがiPhoneをUSB-Cに切り替えるかどうかは明言しなかったが、奇妙な回避策を除けば、これが唯一の現実的な解決策だ。「ほとんどのiPhoneユーザーにとって、問題は充電です」とジョズウィアック氏は述べた。

ブルームバーグやミンチー・クオなどの情報筋からの報道によると、Appleは来年発売予定のiPhone 15でUSB-Cに移行する予定だという。

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