iMessageはiOS 16ベータ版で初めてメッセージを「送信取り消し」するオプションを追加しましたが、WhatsAppにはすでに同様の機能があります。しかし、Meta（Facebook）傘下のメッセージングアプリであるWhatsAppは、送信後最大2日間のメッセージを削除できるアップデートをリリースしました。

WhatsAppで送信したメッセージを削除する

送信済みメッセージを削除するオプションの変更は、WhatsApp自身がTwitterプロフィールで発表しました。同社によると、ユーザーはプライベートチャットまたはグループチャットでメッセージを送信取り消しできる期間が2日間延長されます。

具体的には、WhatsAppユーザーは送信後2日と12時間以内にメッセージを削除できるようになります。以前は、この制限は1時間8分16秒と限定的でした。WhatsAppで送信したメッセージを削除するには、メッセージを数秒間長押しし、「削除」ボタンをタップするだけです。

興味深いことに、WhatsAppがメッセージ削除の制限時間を延長している一方で、AppleはiMessageで逆の方向へ進んでいます。iOS 16の最初のベータ版では、メッセージの送信取り消しに15分かかっていました。しかし、最新のベータ版では、この制限時間はわずか2分に短縮されています。

この機能は、メッセージの編集や送信取り消し機能が悪意ある目的に利用される可能性があると一部のユーザーが懸念しており、物議を醸しています。このため、AppleはiMessageに編集済みメッセージの変更履歴機能を追加しました。一方、WhatsAppやiMessageのライバルとして人気のTelegramでは、メッセージの編集と削除を無制限に行うことができます。

MacMagazineが報じているように、WhatsAppはグループ管理者が任意のユーザーからのメッセージを削除できる機能の開発にも取り組んでいます。ただし、この機能は現時点ではベータ版ユーザーのみが利用可能です。最近、WhatsAppはAndroidからiOSへ、そしてiOSからAndroidへ移行するための公式ツールと、macOSユーザー向けの新しいベータ版アプリをリリースしました。

WhatsAppはApp Storeから無料で入手できます。iOS 12以降を搭載したiPhoneが必要です。

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