2014年11月4日午前7時03分（太平洋標準時）

紛れもなく2週間にわたる報道の不調の後、MCXのCEOであるデッカーズ・デイビッドソン氏は、CVSやRite Aidなどの小売業者がNFC端末を無効化し、AppleのiPhone 6対応モバイル決済システムApple PayをブロックするきっかけとなったCurrentCの独占政策について、同社の姿勢を転換したようだ。デイビッドソン氏はRe/codeのインタビューで、Apple Payの競合企業として知られるCurrentCを擁する加盟店コンソーシアムであるMCXは、この独占政策を「数年ではなく数ヶ月で」解除する予定だと語った。

以前、MCXのCEOは、小売業コンソーシアムが、まだ開発中のCurrentCと先月初めに米国で開始されたApple Payの両方を参加者が利用できるようにすることを検討すると漠然と示唆し、そのシナリオは「完全にあり得る」と述べた。