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Samsung Galaxy S IIIのSiriとS-Voiceの比較
2012年5月25日午前7時50分(太平洋標準時)

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The Vergeは先日、今月初めに発売されたSamsungのフラッグシップモデルGalaxy S IIIを実際に試用し、Vlingoを搭載した新機能「S-Voice」をiPhone 4SのSiriと比較しました。SiriのUIや定型応答との酷似性に加え、まず目につくのは、Siriの応答速度がGalaxy S IIIのS-Voiceよりもはるかに速いことです。
「フランスの大統領は誰ですか?」と尋ねると、Siriはすぐにウェブ検索を要求しますが、S-Voiceは少し時間がかかりますが、正しい答えを返してくれます。しかし、ほとんどのシナリオでは、SiriとS-Voiceはどちらも、同じクエリの大部分に対してウェブ検索を要求します。また、S-Voiceは予定のスケジュール設定ではSiriに問題なく対応しますが、The Vergeのコマンドを理解する際には、どちらも同じ問題を抱えていることに気づくでしょう。
S Voiceは、質問をしようとするといつも言葉を噛み砕いてしまいますが、予定の登録やアラームの設定を指示すると、よりスムーズに機能します。また、パスフレーズを事前に録音しておけば、ロック解除の仕組みとしても使えます。Android 4.0に標準装備されている顔認証によるロック解除オプションは、イライラさせられるほど使いにくく、完全にギミックの領域にとどまっています。「こんにちは」と繰り返し言っても、スマートフォンが認識してくれないことが何度もありました。
S-Voiceに関するすべての情報を把握しているわけではありませんが、Galaxy S IIの以前のVoice Commander機能と同様に、Vlingoの音声認識技術を使用していることは分かっています。昨年12月、NuanceはVlingoを買収しました。Appleが現在、Siriの音声認識にNuanceを採用していることは周知の事実です。Siriの共同創設者であるノーマン・ウィナルスキー氏は10月に、Siriは当初Vlingoを使用していたものの、Nuanceは 「音声合成技術における知的財産」において圧倒的に優位に立っていると語りました。しかし、彼は同時に、より優れた技術があれば、AppleはNuanceを簡単に置き換えることができるだろうとも指摘しています。拡大拡大閉じる