CNBCは、AppleがiPhoneユーザーが株式市場で株式を売買できる株式取引サービスを開発中だったと報じています。当初は2022年にサービス開始が予定されていましたが、金利上昇と市場暴落を受け、Appleユーザーが投資して損失を被ることを懸念し、計画を棚上げしたと報じられています。

このサービスはゴールドマン・サックスとの提携により開発されていましたが、両社は方針を転換し、代わりにApple Cardの高利回り貯蓄口座機能を開発しました。この機能は今年初めにリリースされ、ユーザーから非常に好評を博しています。

CNBCによると、Appleとゴールドマン・サックスは、Robinhoodなどのアプリのおかげで個人投資家の人気が急上昇した2020年に、この株式取引サービスの構築に着手したという。Appleは、このサービスを、余裕資金のあるiPhoneユーザーが手軽に投資できる手段だと考えていた。

当初は2022年のリリースを目指していましたが、残念ながら実現しませんでした。しかし、iOS 16では株価アプリのメジャーアップデートが含まれ、ユーザーは銘柄をウォッチリストに整理したり、今後の決算報告を追跡したりできるようになりました。これはおそらく偶然ではないでしょう。株価アプリを単なる株価トラッカーから本格的な取引プラットフォームへと進化させるには、それほど多くのステップを踏む必要がないことがお分かりいただけるでしょう。

CNBCの報道によると、株式取引プロジェクトの現状は不明です。株式市場の変動が続いていることに加え、ゴールドマン・サックスは消費者向け事業から完全に撤退する意向を示しています。（ゴールドマン・サックスはApple Cardとの提携からも撤退を模索していると報じられています。）

Appleが将来的にこの計画を進めるかどうかは不明だ。CNBCによると、このサービスのインフラの大部分は「準備完了」とのことだ。

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