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AT&T CEO: 最近の高騰は、AT&Tが米国でGSMを独占しようとしているためだ
2012年1月26日午後1時43分(太平洋標準時)

AT&Tは連邦通信委員会に恨みを抱いており、本日行われた同社の四半期決算報告の電話会議で、CEOのランドール・スティーブンソン氏は周波数帯域の可用性とT-Mobile USAの買収失敗についてFCCを批判し、さらにAT&Tの周波数帯域の核心部分が同社の最大データ利用者に対する不当な価格高騰を引き起こす可能性があると主張した。
1876年に設立されたアメリカン・テレフォン・アンド・テレグラフ・カンパニーは、かつては米国の有線電話サービスの独占権を握っていたが、米国司法省は、アレクサンダー・グラハム・ベルの会社を独占禁止法訴訟で7つの「ベビーベル」に分割し、1982年に和解に至った。
それ以来、同社はゆっくりと再編を進めてきた。7つの「ベビーベル」のうち6つが2つの単一企業に統合された。AT&T, Inc.(Ameritech、BellSouth、Pacific Telesis、Southwestern Bell)とVerizon Communications, Inc.(NYNEX、Bell Atlantic)である。米国第4位の無線通信サービスプロバイダーであるドイツテレコムAG傘下のT-Mobile USAを買収すれば、AT&Tは再び独占状態を築くはずだった。ただし今回は米国における3G GSMサービスを通じて、米国無線通信市場でトップの地位を獲得することになる。しかし、今回はFCCが介入し、同社の独占の望みは打ち砕かれた。
FCCは昨年秋、AT&TによるT-Mobile USAの390億ドルの買収提案に対する正式な行政聴聞会を要請し、その結果、この米国通信事業者は2011年11月に保留中の承認申請を取り下げた。この決定により買収は頓挫し、AT&Tの2011年第4四半期の会計報告書には40億ドルの税引前費用が計上された。これには、取引未完了によるドイツテレコムへの30億ドルの債務不履行による支払いと、AT&Tが放棄しなければならない10億ドルの周波数帯価値が含まれている。
AT&TのスティーブンソンCEOは本日、2011年第4四半期の決算発表の電話会議で、この失態に対する不満を表明した。彼はFCCを厳しく批判し、契約の承認と規制において「勝者」と「敗者」を決めつけていると非難した。
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