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アップル対サムスン:アップルは米国での販売禁止に敗訴、陪審員の不正行為に関する再審は却下、サムスンはEUでの販売禁止要請を取り下げ
2012年12月18日午前6時53分(太平洋標準時)

本日は、AppleとSamsungの現在進行中の法廷闘争に関する最新情報をお伝えします。ブルームバーグの報道によると、カリフォルニア州サンノゼの訴訟において、ルーシー・H・コー連邦地方裁判所判事は、AppleによるSamsung製デバイス26機種の米国における販売差し止め請求を却下しました。報道によると、コー判事は、この決定は「本件は販売の損失に関するものであり、市場参加者としての存続能力の喪失に関するものではない」という事実に基づいていると述べています。
「サムスンはアップルの顧客基盤をある程度削ったかもしれないが、サムスンがアップルの顧客基盤を一掃したり、アップルをスマートフォン製造事業から撤退させたりすることは示唆されていない」とコー氏は述べた。「今回の件は売上の損失に関するものであり、市場参加者としての能力の喪失に関するものではない。」
The Vergeが報じたように、コー氏が昨日出した2度目の審理後命令は、陪審不正行為を理由とするサムスンの再審請求を却下した。コー氏は、陪審員選任手続き中にベルビン・ホーガン氏がシーゲイト社との過去の関与を明らかにしたため、サムスン側の弁護士が訴訟内容を十分に調査する時間があったと主張している。裁判所の提出書類より:
サムスンは、ホーガン氏が予備審問において不正行為を行ったとされる事実に基づき、証拠調べと再審請求を放棄した。サムスンが予備審問を通じて得た情報、すなわちホーガン氏が予備審問においてシーゲートで勤務していたと発言したという事実に基づき、合理的な注意を払って行動していれば、判決前にホーガン氏とシーゲートの訴訟を発見できた可能性があった。
海外におけるサムスン対アップルの訴訟も本日話題となっています。FossPatentsは本日、サムスンが標準必須特許に関する欧州におけるアップルへの販売差し止め請求をすべて取り下げたと報じました。しかし、同レポートで指摘されているように、サムスンはアップルに対する訴訟で引き続き金銭的賠償を求めるものの、アップル製品の販売差し止めを裁判所に求めることは今後行わない予定です。FossPatentsはサムスンの決定について以下のように推測しています。拡大拡大閉じる