12月に、AppleがAppleCareの保証で「消費者を誤解させた」として、イタリアの反トラスト当局から120万ドルの罰金を科せられたことをお伝えしました。当時、イタリア消費者法および欧州連合法で義務付けられている2年間の保証について、イタリアの反トラスト当局（Autorità Garante della Concorrenza e del Mercato）はAppleが消費者に適切な情報を提供していないと主張しました。これを受けてAppleは本日、イタリアのオンラインストアに「消費者保護のための情報提供」と訳されたリンクと、同当局による反トラスト法に関する判決のPDFへのリンクを掲載しました。PDFの全文は、本記事の後半でご覧いただけます。

「Apple Sales International社は、最終的に90日以内に、AppleCare Protection Planのサービスの販売パッケージを適合させ、適合の2年間の保証の存在と、適合の法的保証の満了に関する正確なサービス期間を示す表示を挿入する必要があります。」

Appleは、AppleCare Protection Plansの規約を変更し、2年間の強制保証の存在を明確にし、ウェブサイト上で「2年間の適合保証に関する広範かつ包括的な情報を消費者に提供する」よう求められています。罰金が科された直後の報道では、Appleがこの決定に対して控訴する予定であると報じられていました。しかし、Appleのウェブサイトや下記のPDFには、控訴に関する記載はありません。

翻訳：

この手続きは、消費者法第128条から第135条に基づく「消費者物品の法令遵守と商業保証の保証」に関する情報および適用に関連する専門家による特定の行為を対象としています。

i) [snip] 購入時およびサポートのリクエスト時に、消費者が法律で 2 年ごとに受けられる無料サポートの権利について適切に説明していない専門家は、同じ権利を認めるのではなく、単にメーカーの従来の保証 (Apple の場合は 1 年) を認めるだけです。

ii) 商品購入時に消費者に提供される追加サービスの性質、内容、期間に関する情報が、販売者による2年間の遵守保証に対する消費者の権利を十分に明確にしておらず、また、その内容が法的保証に基づいて既に支払われるべき権利と一部重複し、料金や費用の制限がない新しい契約を締結するよう誘導するものである[中略]

解決

[中略] Apple Sales International 社、Apple および Apple Retail Srl Italy Srl Italy が実施した、本規定の第 11 項 i) で述べた商慣行は、前提で述べた理由および限度において、消費者法第 20 条、第 21 条、第 22 条および第 23 条第 1 項 I)、第 24 条および第 25 条 d) に違反する不公正な商慣行であり、その頒布または継続を禁じます。

e) Apple Sales International 社、Apple および Apple Retail Srl Italy Srl Italy が実施する本規定の ll 項 ii) で説明されている商慣行は、理由および動機からして、消費者法第 20 条、第 21 条、第 22 条および第 23 条第 1 項 I) に定める不公正な商慣行の範囲内であり、その頒布または継続を禁止します。

f) d) および e) 項に規定する違反行為に対し、Apple Sales International 社に対して、それぞれ 240,000 (24 万ユーロ) および 300,000 (30 万ユーロ) の行政罰金を科すこと。

g) Apple Sales International 社に対し、前項 d) および e) に規定する違反行為に対し、それぞれ 80,000 (8 万ユーロ) および 100,000 (10 万ユーロ) の行政罰金を科すこと。

h) Apple Sales International社に対し、上記d)およびe)に規定する違反行為に対し、それぞれ80,000（8万ユーロ）および100,000（10万ユーロ）の罰金2件を科すこと。[中略]

（2011年12月21日に行われた措置からの抜粋、全文はe'pubblicato 'www.agcm.it Authorityのサイトに掲載）

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