ジョナサン・アイブは、Appleの最高デザイン責任者として数々の重要プロジェクトを率いたことで有名になりました。2019年にAppleを退社し、自身のデザイン会社LoveFromを設立。Airbnbやフェラーリといったパートナー企業と協業してきました。新たな報道によると、アイブは現在、OpenAIのCEOであるサム・アルトマンと新たな「AIハードウェア」プロジェクトについて協議しているとのことです。

ジョニー・アイブがOpenAIの新しいハードウェア開発に協力する可能性

The Informationの報道によると、アイブ氏はアルトマン氏と新たなAIデバイスの開発について協議している。現時点ではこのデバイスの目的や外観は不明だが、協議に詳しい情報筋によると、彼らは「AI時代のための新しいハードウェア」を開発したいと考えているという。

興味深いことに、投資家としても知られるソフトバンクCEOの孫正義氏も、ジョニー・アイブ氏とアルトマン氏の協議に関与していると報じられています。報道によると、OpenAIはすでにKhosla VenturesやMictosoftを含む著名な投資家から110億ドルを調達しています。

OpenAIは、質問に答えたり、記事を書いたり、さらにはコードを作成したりできる人工知能ベースのチャットボット、ChatGPTの開発元です。例えば、MicrosoftはChatGPTを自社のソフトウェアに統合した後、OpenAIに投資しました。また、Appleも社内でChatGPTの競合製品の開発に取り組んでいる中で、今回のニュースが発表されました。

噂によると、社内で「Apple GPT」と名付けられたこのAIチャットボットは、様々な機械学習プロジェクトを共通の基盤上で活用しているとのこと。しかし、ブルームバーグの報道によると、Appleは自社のAI技術を用いたテストを実施した後、OpenAIの技術を利用する商用契約の締結を検討していたという。

ジョナサン・アイブ氏が、最終的にはアップル社に対抗され、あるいはアップル社にライセンス供与されるような技術に取り組んでいるのを見るのは非常に興味深いだろう。

アイブについてもっと知る

アイブ氏は20年以上勤務したAppleを退社しました。当時もコンサルタントとしてAppleを支援し続けていました。しかし、2022年にアイブ氏とAppleのパートナーシップが終了したため、彼はAppleの製品開発に関与しなくなりました。アイブ氏が最後に担当したApple製品は、2019年モデルのMac Proでした。

舞台裏では、アイブ氏はAirPods MaxやM1 iMacなど、Appleの最新製品の設計に協力していたと伝えられている。

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