カンザス州オーバーランドパーク（ビジネスワイヤ）, 2014年8月6日 –スプリント・コーポレーション（NYSE:S）は本日、取締役会が8月11日付けでマルセロ・クラウレ氏を次期社長兼最高経営責任者（CEO）に任命したことを発表しました。クラウレ氏（43歳）は1月にスプリントの取締役会に加わり、現在はソフトバンク株式会社の子会社であるブライトスター株式会社の創業者兼CEOです。社長兼CEOとして、クラウレ氏の最優先事項は、強力な周波数帯域保有を活用してスプリントのネットワーク構築を継続するとともに、スプリントが市場で常に真に競争力のあるオファーを維持できるようにすることです。

1997年にブライトスターを設立して以来、クラウレ氏はマイアミを拠点とする小規模なディストリビューターから、2013年度の総売上高105億ドルを誇るグローバル企業へと成長させました。ブライトスターは世界最大の専門ワイヤレスディストリビューターであり、ワイヤレス業界に多様なサービスを提供するリーディングプロバイダーです。クラウレ氏は、世界経済フォーラムから40歳以下の優れたグローバルリーダーを表彰する「ヤング・グローバル・リーダー」に選出されました。クラウレ氏は、これまでのキャリアを通じて、アントレプレナー・オブ・ザ・イヤーやCEO・オブ・ザ・イヤーを複数回受賞しています。

スプリントの孫正義会長は、「マルセロは、スタートアップ企業をグローバルな通信企業へと変貌させた、成功を収めた起業家です。彼は経営経験、情熱、そして推進力を備え、無線通信業界において最強のネットワークを構築し、最高の製品とサービスを提供していきます」と述べました。「業界の統合は競争力を高め、お客様にもメリットをもたらすと確信していますが、今後はスプリントを最も成功する通信事業者にすることに注力していきます。」

「ここ数ヶ月、スプリントの取締役会、経営陣、そして現場の従業員と積極的に交流するという特別な機会に恵まれました」とクラウレ氏は述べています。「米国で選ばれる無線通信事業者となるために、スプリントチームを率いる機会を得られたことを光栄に思います。短期的には、極めて高いコスト効率を実現し、市場で積極的に競争することに注力します。長期的には事業統合は理にかなっていますが、当面はスプリントの成長と再構築に注力します。」

クラウレ氏は8月11日付けでブライトスターを辞任し、ソフトバンクはクラウレ氏が同社に残した株式を取得すると発表した。

クラウレ氏は、2007年12月にスプリントの社長兼CEOに就任し、ソフトバンクとの合併を含む一連の買収や、ネクステルネットワークの閉鎖を含む数年にわたる全国ネットワークの抜本的改革を率いたダン・ヘッセ氏の後任となります。ヘッセ氏は2013年にCorporate Responsibility MagazineのLifetime Achievement Awardを受賞し、2014年にはGlassdoorから従業員から最も高い評価を受けたCEOの一人に選ばれ、Wireless WeekのLeadership Awardを2度受賞しました。2014年の米国顧客満足度指数（ACSI）において、スプリントは過去6年間で全43業種における顧客満足度の総合評価が最も向上した米国企業となりました。

「困難な変革期におけるスプリントの社員の粘り強さを誇りに思うとともに、彼らがイノベーションの基盤を築き、将来どのように成功を収めていくのか、楽観視しています」とヘッセは述べた。「6年半以上にわたり、献身的なチームメイトを率いてきたことは光栄です。マルセロはスプリントの取締役会にとって素晴らしい人材であり、起業家としての経歴、ビジネス感覚、業界経験、そして孫正義氏との強固な関係は、スプリントを今後率いる上で最適な人材です。」

「ダンは困難な時期を乗り越え、スプリントを導き、将来の成長に向けた強固な基盤を築き上げました。取締役会は彼のリーダーシップに心から感謝しています」と孫氏は述べた。

クラウレ氏はカンザス州オーバーランドパークのスプリント本社を拠点とし、カンザスシティ地域に移転する予定だ。