
iPadにUSBやSDカードスロットがないのはさておき、シリアルポートはどうでしょう?若い読者の皆さんは「シリアルって何?」と思うかもしれません。しかし、長年iPadを使ってきた読者の皆さんは、USB以前のコンピューター時代、当時普及していた9ピンのシリアルポートを使ってマウスやキーボード、プリンターなどの周辺機器を接続していた、あのロマンチックな時代を懐かしく思い出すでしょう。さて、新しいアクセサリが登場しました。このシリアルインターフェースを使って、現代のiOS搭載ポータブル機器を昔ながらのデバイスに接続できます。上の写真でわかるように、この59ドルのRS-232シリアルケーブルは、片側にiPodドックコネクタ、もう片側にDB-9オスコネクタが付いています。実は、このケーブルを初めて見かけたのは昨年1月のMacworldでした。
このアクセサリは、Macで人気のUSBシリアルアダプタを開発したRedpark Product DevelopmentとKeyspanのエンジニアたちのコラボレーションによって誕生しました。iOSはシリアルインターフェースプロトコルをサポートしていないため、RS-232周辺機器は既存のアプリでは動作しません。そのため、Redparkシリアル通信ライブラリが提供されており、開発者はシリアルデバイスと通信するiOSアプリを開発できます。このFAQには、このケーブルは現時点ではApp Storeアプリではそのままでは動作しないという記述もあります。Redparkによると、将来的には動作する可能性はありますが、 「Appleのポリシー次第」とのことです。そう考えると、可能性は無限大に思えます…。
考えてみてください。今や開発者は、アマチュア無線、ダイブコンピュータ、昔ながらのPOS端末、RFIDリーダー、気象観測所、衛星ラジオ、モデルカー、Ciscoルーター、さらには病院設備、レゴのマインドストーム、無停電電源装置など、シリアルインターフェースを使用するほぼあらゆるデバイスと通信するiOSアプリを作成できるようになりました。詳しくはRedparkのウェブサイトをご覧ください。
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