ティム・クックCEOは、2019年第1四半期のiPhoneの売上高が前年同期比で15%減少したと発表した後、Appleの決算説明会でiPhoneの価格設定について質問された。アナリストのスティーブ・ミルノビッチ氏は、Appleが「少しやり過ぎた」可能性があり、将来的に価格を引き下げる必要があるのではないかとクックCEOに尋ねた。

まず、クック氏はiPhone XS、iPhone XS Max、そしてiPhone XRにおけるAppleの価格戦略について説明した。iPhone XSはiPhone Xと同価格、iPhone XS Maxはそれよりわずかに高い価格、iPhone XRはiPhone 8とiPhone 8 Plusの中間の価格帯にするという構想だという。

クック氏は、米国では2017年と比べて「かなり小さな差」が生じたと述べた。

米国におけるiPhone XSの価格は、1年前のiPhone Xと同じ価格でした。新製品のiPhone XS MaxはXSより100ドル高く、XRの価格はエントリーモデルのiPhone 8とiPhone 8 Plusのちょうど中間価格に設定しました。つまり、米国における昨年との価格差は実際にはごくわずかです。

しかし、国際的には、為替問題が特定の市場で価格差を拡大させているとクック氏は説明した。これが、Appleが本日発表した通り、国際的な価格戦略の変更につながった理由である。

しかし、ルカが電話会議で言及した為替問題は、国際市場、特に新興市場において、ドルに対してより大きく変動する傾向にあることから、その差を増幅させました。そのため、1月に一部の地域と一部の商品において行ったのは、昨年と比較した為替変動の一部または全部を吸収し、1年前の現地価格に近づけるか、あるいはほぼ同水準にすることです。

しかし、クック氏によると、多くの先進国市場で補助金付きのiPhoneが消滅していることも要因の一つだという。

最後に購入したのが 6S か 6、あるいは場合によっては 7 だった顧客の場合、それに 199 ドルを支払った可能性がありますが、現在のアンバンドルの世界では、その金額は明らかにそれよりはるかに高くなります。

クック氏は最終的に、2019年第1四半期のiPhoneの売上高とアップグレードが当初の予想を下回った理由について「価格が要因の一つ」と考えていると述べた。今後、iPhone販売の活性化に向けて、下取りと分割払いを重視していくと改めて強調した。

そうですね、価格は確かに要因の一つだと思います。そのため、私たちはその問題に取り組んでおり、先ほども申し上げた下取りや分割払いなど、いくつかの対策を講じています。

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