USB充電器は見た目ほど魅力的ではありませんが、iOSユーザーにとっては非常に重要です。すべてのiPhoneとiPadには、1ポートのベーシックな充電器が同梱されているほどです。USB充電機能がなければ、これらのデバイスは1日使っただけで文字通り電池切れになってしまいます。そして、あなた（あるいはご家族）が毎日使うAppleデバイスが増えるほど、マルチデバイス充電ハブの価値は高まります。妻と子供たちと一緒に旅行するときは、全員のiPadとiPhoneを充電できる充電器なしでは外出できません。

2、3年前までは、Appleデバイスを5、6台も持っている家庭はごくわずかでした。しかも、初期のマルチデバイス充電器は高価で、Griffinは初期の5ポート充電ステーションを100ドル、Blueloungeは4ポートバージョンを100ドルで販売していました。しかし、状況は変わりつつあります。iPadはかつてないほど安価になり、iPhoneはかつてないほど普及し、Apple Watchの登場により、毎日充電が必要なAppleデバイスのリストに「もう1つ」が加わろうとしています。ありがたいことに、高性能なマルチデバイス充電器が手頃な価格になりました。昨年、RAVPowerのBolt 6ポートUSBウォールチャージャーを27ドルで購入して感動しましたが、今ではもう少しパワーが劣るバージョンが25ドルで販売されています。ここ1週間、さらに優れた製品をテストしてきました。これまで見た中で最もパワフルな家庭用・旅行用充電ハブです。

「ファミリーサイズ」と謳うAnkerの60W 6ポート デスクトップUSB充電器（36ドル）は、インテリジェントな電力管理システムを搭載。iPad  、iPhone、iPod、その他のUSBアクセサリを、 60ワットの電力をポート間で分配し、最大速度で充電できます。iPad AirまたはiPad miniを6台、ピーク時の10Wで充電できます。また、消費電力の大きい第3世代および第4世代iPadを5台、ピーク時の12Wで充電できます。Ankerのすべてのポートは、必要に応じて最大12Wまで電力を自動調整するため、デバイスに適したポートを使用しているかどうかを確認する必要はありません。詳細は以下をご覧ください。

電源アクセサリの基準からすると、この6ポート デスクトップUSB充電器のデザインは非常にすっきりしています。サイズは長さ約9.7cm、幅6.7cm、厚さ約2.5cmで、バッグに収まるサイズはAppleのiPadクラスのUSB電源アダプタ3個分とほぼ同等です。本体の大部分は美しい光沢のあるプラスチック素材でできていますが、背面の取り外し可能な壁掛け用ケーブルを囲む小さなマットなプラスチック部分は例外です。

パッケージにはベルクロケーブルマネージャーが2つ付属しています。1つは壁のケーブル用、もう1つはその他のケーブル用です。電源が入っていると、柔らかい青色のランプが点灯します。最近のUSB充電器はどれもそうですが、Appleデバイス用のケーブルはご自身でご用意ください。ありがたいことに、認証済みのLightningケーブルをまとめた安価なセットがようやく販売され始めています。

Ankerの他のアクセサリーで良い経験をしてきたので、この6ポートデスクトップUSB充電器が期待通りに動作したことは驚きではありませんでした。iPad、iPhone、iPod、その他のアクセサリーは、どのポートからでも正常かつ迅速に充電されました。6台のデバイスを同時に接続してテストした際も、異常な発熱や電力調整の問題は見られず、触ると熱くなったり、扱いにくくなったりすることはありませんでした。また、私がこれまでテストした複数のデバイス対応充電器とは異なり、1台のデバイスを追加または取り外しても、残りのデバイスの画面が起動したり、動作しなくなったりすることはありませんでした。

RAVPowerのBoltと同様に、Ankerの6ポートデスクトップUSB充電器も自信を持っておすすめできます。特に、これら6つのUSBポートの価格は、1ポートのApple製12W USB電源アダプタ2つを購入するよりも安価です。自宅の壁コンセントが6つではなく1つしかない場合でも、複数の壁コンセントを持ち歩くよりもはるかに省スペースな旅行用充電器が必要な場合でも、このようなマルチデバイス電源ソリューションは理にかなっています。BoltよりもAnkerのよりパワフルで見た目も優れたソリューションを選ぶかどうかは、使用するデバイスと予算によって決まりますが、管理するiPad（または最近のiPhone）がたくさんある場合は、6ポートデスクトップUSB充電器の方が適しているでしょう。

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