Appleの9月7日のiPhoneイベントまであと数日となった今、Apple Music内でパーソナライズされた音楽ミックスがユーザーの間で広がり始めています。今年のWWDCでBozoma Saint John氏がステージ上で初めて披露したこの機能ですが、iOS 10およびmacOSのApple Music加入者は、まもなく自分の好みや興味に合わせてカスタマイズされた音楽プレイリストを聴くことができるようになります。

SpotifyのDiscover Weeklyが新しい音楽を見つけたいユーザーの間で人気と注目を集める中、Apple Musicのパーソナライズされたプレイリストは、まさにSpotifyにとって必要な競争力となるかもしれません。今年のWWDCではApple MusicのFor Youセクションに「Discovery Mix」として紹介されましたが、AppleはSpotifyのDiscover Weeklyと競合する、より分かりにくいタイトルを選んだようです。

この記事の執筆時点では、iOS 10とmacOSのiTunes 12.5では、Apple Musicの「For You」に「My New Music Mix」と「My Favorite Mix」という2種類のパーソナライズされた音楽プレイリストが表示されています。前者のプレイリストには、私が聞いたことのない曲が多数含まれており、どれも私の好みに合わせて選曲されているようです。私の場合、現在のプレイリストにはインディー、ヒップホップ、EDMがミックスされています。どれも私がよく聴くジャンルです。「My Favorites Mix」には、まさに私のお気に入りの曲が大量に含まれています。Drake & Futureの「Jumpman」やSWMRSの「Brb」などです。このリストに載っている曲の中には、ずっと忘れていたものもあったので、再び現れたのはとても嬉しいです。

iOS 10とmacOS Sierraの新しいパーソナライズされたプレイリストを紹介するギャラリー

Appleのビッグイベントが近づいてきているので、Apple Musicのプレイリストにさらなる変更が加えられても驚きではないでしょう。Discovery Mixからの名称変更や、これまでなかったプレイリストの追加は、Apple Musicが会員のニーズに応えるべく調整していく姿勢を示しているように思います。これが、拡大を続けるユーザーベースにとって、Apple Musicをよりパーソナルなものにする第一歩となることを期待しています。

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